市場の支配構造
168888 多極主義vs米英中心主義
 
渡邊かお里 ( 35 神奈川 建築士 ) 08/01/12 PM05 【印刷用へ
田中宇の国際ニュース解説「パキスタンの裏側」リンクに、

>米英関係の深層が、国際情勢の「奥義」であることは、しだいに確かなものになってきている。

とありますが、

米(ディビッド=多極主義) vs英(ロスチャイルド=米英中心主義)
という図式で置き換えても辻妻が合う事象のように思います。

---以下田中宇の国際ニュース解説「パキスタンの裏側」より抜粋---

>ISIは、パキスタンを植民地から独立させた英当局の肝いりで作られ、MI6は長兄、CIAは次男、ISIは三男という関係である。

(ほかに兄弟機関としてイスラエルのモサドもあり、MI6とCIAは、イスラム主義のISIと、イスラム主義の敵であるモサドの両方を弟分として持っているところが、国際諜報の世界の複雑さであるとともに、ダイナミズムである)

>世界中の国々の諜報機関をおさえることで、米英は「諜報独裁」ともいうべき長期的な世界支配が可能になる。

>911事件は、米当局がテロ発生を黙認しない限り、起きなかった事件である。

>911事件から始まった「テロ戦争」は、米英の諜報機関が「アルカイダ」という実体不明のテロ組織を動かし、テロ組織と、テロと戦う当局という敵味方の両方を、米英諜報機関が操り、冷戦をしのぐような、長期的な世界支配を試みる企画だったのではないかと考えられる。
 
>テロ戦争を戦略として考えると、以上のようなものになるが、実際には、テロ戦争は成功していない。それはアメリカ政府が911以降、テロ戦争とは似て非なる、奇妙な自滅的な言動を繰り返したからである。ブッシュ政権は、テロ戦争を「軍事力による民主化」とすり替え、世界のイスラム教徒を反米で団結させ、アフガンでもイラクでもパキスタンでも失敗し、テロ戦争を米英の敗北へと誘導している。加えて米政府は、同盟国不要論である「単独覇権主義」を宣言し、米英が協調して世界を支配する体制を破壊した。  

>実は911とその後のテロ戦争は、アメリカがイギリスを騙して巻き込み、米英中心の世界体制を崩壊させる大がかりな作戦だったのではないか

>分割支配戦略のイギリスは、パキスタンの影響下でアフガニスタンが統一されることを嫌がり、タリバンを「人権侵害」「女性差別」の観点から攻撃する世界的プロパガンダを展開したが、アメリカはこれにも乗り、アフガニスタンの反タリバン勢力を糾合した「北部同盟」の結成にも力を貸した。これらの流れの末に911事件が起こり、米英軍はアフガニスタンに侵攻してタリバンを打ち破った。

>テロ戦争は、諜報機関を使って世界各国の内政に介入する点ではイギリス風の戦略だが、イスラム対欧米という二元論の対立の構図にしてしまったのは全くの失敗で、二元論的な戦略を出したのはアメリカである。そもそもテロ対策を「戦争」と銘打った最初の時点から、軍事的にやりすぎて破綻する方向性が始まっていたともいえる。イギリスは昨年末「テロ戦争」という用語の使用停止を公式に決めた。

>ISIは、911まではMI6やCIAの忠実な弟分だったが、その後のテロ戦争で米英がイスラム主義を敵視し、ISIもイスラム主義者の一味と見られている。むしろサウジアラビアやイラク、イランの反米イスラム主義者と組んで、イスラム世界から米英を追い出して影響力を拡大しようとする勢力の一つになりつつある。

>イギリスは、アフガニスタンでタリバンとともに伸張しそうなパキスタン(ISI)を抑えるため、パキスタンの政権を弱体化する戦略も開始した。これが昨年展開された、イギリス亡命中のベナジル・ブット元首相をパキスタンに戻し、ムシャラフ大統領と組む首相にさせる戦略だった。ブットはムシャラフが軍籍を離れることや、ISIの力を弱めることを要求したため、ブットとムシャラフの連立政権交渉は結局破綻した。

>ムシャラフは昨年10月の大統領選挙(間接選挙)で何とか再選され、その後、軍人の大統領続投は憲法違反だと主張する最高裁判所のチョードリ判事を解任するために、ムシャラフは11月に非常事態を1カ月半敷いた。ムシャラフは、大統領再選が確定できたので、12月15日に非常事態を解除、1月8日に予定されていた総選挙に向けた選挙戦が開始されたが、選挙期間中の12月27日にブットが暗殺された。

-----以上田中宇の国際ニュース解説「パキスタンの裏側」より抜粋-----

 これらの事象からは、お得意の諜報独裁で覇権を維持しようとする米英中心主義(=ロスチャイルド?)と、マネー経済持続のための多極化=米英中心の世界体制を崩壊させる勢力(=ディビッドロックフェラー?)の暗闘が読み取れるのではないか?
 
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