実現論を塗り重ねてゆく
168721 私権不全から共認不全、そして統合不全の時代
 
星埜洋 ( 48 東京 企画 ) 08/01/09 PM06 【印刷用へ
>社会不全は答え(=新しい認識)によってしか解消されない。つまり、社会不全を従来の解脱様式で捨象することは出来ない。(例えばテレビは私権不全から社会不全への大転換によって、完全にズレた物となり果てた。)24982

私の子どもの頃(昭和40年代)を振り返ってみると、モノがない不全は確かにあったし、子どもながらに、持つ者、持たざる者の矛盾も感じていた。これが私権不全の時代なのだろう。

しかし、これは統合不全ではなかった。今、不全であっても、いずれ我が家も豊かになるという可能性を感じていた。結局、私権統合と言う統合様式を共認していたと言える。だから、TVのお笑い番組を見て、その場の不全が解消されれば、明日への活力は沸いてきた。(おそらく家族皆が)

もう少し豊かになってくると、もっぱら人間関係の軋轢が、クローズアップしてくる。まだ私権が残存しているがために、様々な帰属集団は、依然序列原理で統合されていた。潜在思念が求める「共認」による人間関係と現実の人間関係のギャップを感じながらも、またもや、お笑いで憂さを晴らし、気を取り直していた時代かもしれない。

現代、豊かさが実現され、私権圧力が完全に崩壊すると、時代の目標は失われ、規範秩序も緩み、帰属集団も崩壊し、社会の統合が揺らいでいる。これは、統合不全で、個人の不全を解消しても、問題が解決する展望は持てない。

学者や政治家が、ろくな答えを示せぬままに、答え欠乏が蓄積している時代だ。

その中で、TVは芸人ばかりをクローズアップし、お笑いでその場をしのごうとしているように見えるが、見当違いである。

「新しい答え=認識」こそが、時代を乗り越える鍵であり、皆の期待であることに誰もが気づいている時代なのに。
 
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 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
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大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
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自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
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自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
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自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

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