日本を守るのに、右も左もない
168431 なんで屋劇場『金貸し支配とその弱点』4    〜基軸通貨体制崩壊後の世界
 
山澤貴志 ( 42 鹿児島 ITコンサル ) 08/01/04 AM11 【印刷用へ
7. 基軸通貨体制崩壊後の世界
・ サブプライムローン問題を起点に、アメリカ住宅バブルの崩壊が始まり、世界的に波及しつつある。この問題は、単なるバブル崩壊という問題を突き抜けて、ドル基軸通貨体制の崩壊へと向かう可能性が極めて高い。
・ ここで基軸通貨崩壊の必然構造を抑えておく必要がある。世界貿易を円滑に進めるために信認された基軸通貨は、その世界的な需要を背景に、常に国力を上回る値段がついてしまう。この『基軸通貨は構造的に割高』であることから必然的に『輸出<輸入→貿易赤字』となってしまい、国内産業の空洞化が進む。かつてのイギリスがそうであったように、今、ドルはその最終局面に立たされている。
・ この基軸通貨の弱点構造を理解しているデビッド・ロックフェラーは彼の日本のエージェント?ともいうべき中曽根元首相らと共に何年も前から多極通貨(ex.アジア共通通貨)を志向してきた。強引ともいえる石油侵略、郵政民営化、大連立づくりは、こうしたドル基軸通貨崩壊への仕掛けが近いことを意味しているのではないだろうか?
・ しかし多極通貨体制へ軟着陸したとしても、金貸しが実権を握る中央銀行体制のままでは、国家は国債を発行することを通じて、金貸したちの延命に手を貸すばかりであり、他方で、国民経済は国債返済という重石を抱えて、出口のないままに勤勉を頼みの綱とする道しかない。しかし、そのような奴隷労働を強いられた状況下で国力が持続するとは思われない。突破口は、金貸しへの支払いを拒否した国家紙幣による借金経済からの脱却であり、その先に構築すべき金融資本主義を脱却した、新しい国家ビジョン、経済ビジョンの構築である。
・ 果たしてアメリカ住宅バブルの崩壊→マネー経済の崩壊は、ドル基軸通貨体制の崩壊へと一直線に突き進んでいくのだろうか?現在のFRBを握るロスチャイルド勢の反発はどうなるのか?アメリカでは脱FRBを旗印にしたロン・ポール革命にグーグルをはじめとするネット企業からの支援が集まっているという。リンク 日本でもマネー経済、そして金貸しによる国家支配の問題を明らかにしていく共認運動が、早急かつ最重要課題になったことだけは確かである。
 
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