暴走する悪徳エリートの所業
168378 水道民営化を問う〜利権追求者に水道事業運営を任せることは己の魂を売ることと同義
 
猛獣王S ( 30代 東京 営業 ) 08/01/02 PM11 【印刷用へ
『水道民営化を問う』(ビル・トッテン2003年3月3日)リンクより部分転載します。
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 〜前略〜

●日本市場狙う外資系

日本の水道料金は、標準世帯の約1カ月の使用量である20立方メートル当たり3千円で、これはフランスの1.5倍、アメリカの2.3倍だという。民間の参入によって料金を下げることが目的だというが、どう考えてもこれは3兆円ともいわれる日本の水道ビジネスに参入を狙う外国企業および日本の民間企業による圧力によってもたらされたものであろう。

 〜中略〜

国際的にみて水道料金が割高だというが、事情が異なる国の料金のみを比較しても意味がないし、海外でも水道事業の民営化が進んでいるから日本でも、ということもまったく理由にならない。さらにその海外で水道の民営化で起きている実状を公正な目で見る必要があるのは言うまでもない。

常に日本が手本とするアメリカでは、水道事業はいまだにその大部分が公営である。電力の民営化は進んでいるが、アメリカの水道は公営事業の最後の砦といえるかもしれない。

●民営化から再公営化

そのアメリカの水道民営化の事例として、フランスとアメリカ企業の合弁会社、ユナイテッド・ウォーターサービスに、1999年に20年契約で水道事業を委託したのがアトランタ市だった。アトランタ市はこの契約で年間2千万ドル(約24億円)の経費を節約し、それを返済原資として水道設備を修繕するための資金調達をするはずだった。

しかしこの1月、契約が解消された。2019年までユナイテッド・ウォーター社が行うはずだった水道事業は、再びアトランタ市の手に戻されたのである。これによって同市は水道事業を一からやり直すこととなり、地方納税者にとってはその修繕費として今後5年間に最低でも8億ドル(約960億円)の負担増になる。

しかも最近まで同市の水道は水が濁るなど、たびたび問題が起きていたという。今回、公営だった水道が民営化され、再び公営化されたのだが、水質汚濁問題などが発生した場合、民間企業が請け負っていたとしたら市民はどうやってそれを改善させられたであろうか。

●価格よりも水質重要

 〜中略〜

民営化とは、利益を追求する者の手に運営を任せることである。だからこそ、水なしに生きてはいけない人間はその水を四半期ごとの利益のために管理させるようなことになってはならないと私は思う。
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水道民営化とは、人類支配を目論むロックフェラーに己の魂を売ることと同義だと考えられそうです。
 
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170377 外資に狙われている日本の水道事業〜世界最大手水道会社フランスヴェオリア社が日本に参入 猛獣王S 08/02/04 PM11

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