市場原理
168377 なんで屋劇場『金貸し支配とその弱点』2    〜金貸しの存在構造、不換紙幣の成立
 
山澤貴志 ( 42 鹿児島 ITコンサル ) 08/01/02 PM11 【印刷用へ
3. 金貸しの存在構造
・ 市場は国家の寄生虫として拡大してきた。市場が国家の寄生虫であるということは、市場は国力の枠内(or国家の統合の枠組みの中)でしか成長できないはずである。しかし、事実はそうではない。時として、国家は無謀なる争いを繰り返し、国力を衰弱させるが、それに乗じて市場は成長していく。(十字軍しかり、現在のアメリカしかり・・)
・ それは、商人たちが金貸しとして、国家に戦争をするようにそそのかし、国家相手に金を貸し、骨の髄まで国家から財を奪い取っていったからに他ならない。彼らは、戦争や革命をそそのかしては、武器を売り、金を貸し成長してきた。本物の金貸しは庶民相手に金を貸すなどというちっぽけな商売をする連中のことではない。『金貸しは国家を相手に金を貸す』この仕掛けこそが、金貸しの存在構造であり、市場拡大の秘密である。

4. 市場、その騙しの方式
・ つまり、市場は、はじめに貴金属etcの幻想価格を捏造することによって、市場商品と農産品の価格格差を梃子に成長してきた。騙しの方式その1である。
・ 続いて、前述の通り、国家に戦争や革命をそそのかすことで、成長してきた。騙しの方式その2である。事実、ユダヤ資本は、共産主義にも反ユダヤ主義者にも金を貸して生き延びてきた。市場とは国家=序列統合に対抗する私権追求の抜け道であって、政治体制が揺らいでいる時こそ、市場の拡大期である。金貸しは時として意図的に、反体制派をそそのかしては体制の揺らぎを仕掛け、そして儲けて来たのである。
・ そして、最大の騙しこそが不換紙幣の発行(とそれによる実体経済から乖離したマネー経済)に他ならない。

5. 不換紙幣の成立構造
・ 市場の拡大に伴い、貨幣流通量は増大し、金という裏づけを必要としていたのでは、実体経済に支障を来たすという状況下で、次第に、貨幣は金の裏づけを必要とする兌換紙幣から不換紙幣へと転換していく。
・ ここで貨幣について考える時、実は貨幣の発行券は元来、国家の側にあったという事実を忘れてはならない。しかし国家は財政が窮すると、紙幣(ex藩札)を乱発し、その都度、財政を破綻させるということを繰り返してきた。
・ 他方、民間の金貸しの信用組合のようなものを母体にして、銀行が勢力を拡大していく。国家の枠を超えて、資金を安定的に運用するというノウハウを手にした民間銀行は、そのノウハウを力に、ついに国家に替わって、通貨の番人としての中央銀行の役割を手にするようになる。
・ こうして、国家は財政が不足すると、国債を発行し、中央銀行にお金を借りるという仕組みが出来上がった。
 
  List
  この記事は 168367 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_168377
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
なんでや劇場レポート2 〜金貸し支配の現象とは? 「金貸しは、国家を相手に金を貸す」 09/05/04 PM03
204479 市場は国家の寄生虫 雪竹恭一 09/04/16 AM08
204385 単純な疑問 かどっち 09/04/14 PM11
202721 今日の金融破綻に至った背景や歴史についての概要@ 猛獣王S 09/03/23 AM09
202521 激安ブランド財布www.lv-google.net 藤田 紀子 09/03/20 AM04
202311 激安ブランド財布www.lv-google.net 藤田 紀子 09/03/17 PM04
202310 激安ブランド財布www.lv-google.net 藤田 紀子 09/03/17 PM04
お題「政府紙幣って何」 「ルポルタージュなんで屋 Second Season」 09/02/08 AM10
177801 金融取引の複雑さ うどん粉 08/05/29 PM03
177558 思想・観念を巧みに操るユダヤ スパイシーモス 08/05/27 AM01
177281 ※重複です。削除願います。 橋口健一 08/05/23 PM09
177276 【二重投稿:削除依頼】金貸しは思想や観念も利用する 福島健 08/05/23 PM09
177273 【二重投稿:削除依頼】金貸しの創り出した思想が、市場拡大の動力源であった! 船長 08/05/23 PM08
177163 政府紙幣に対する認識転換 2U 08/05/22 PM08
174735 何で事実を知る必要があるのか? 田中瑠衣 08/04/22 PM05
173104 「右」も「左」も「無党派」も“金貸し”にとって必要な存在 遊撃手 08/03/27 PM11
170493 通貨の欺瞞性・略奪性を知っていた古代の日本人 猛獣王S 08/02/07 PM10
170091 銀行=金融資本家って通貨の番人にふさわしいの? 西村秀彦 08/01/31 PM08
169906 不換紙幣発行の布石:戦争とインフレ 多田奨 08/01/29 PM05
169864 中央銀行に通貨運用ノウハウなどそもそもなかった ミルクマン 08/01/28 PM08
169743 市場の構造を知ること。そしてみんなで考えてゆきたい。 宮谷和枝 08/01/26 PM10
169733 ネットサロン感想−経済の勉強 みち 08/01/26 PM10
[戦後の日本]:デフレーション・インフレーションそして通貨 9 「晴耕雨読」 08/01/14 PM01
第二次世界大戦後の世界:デフレーション・インフレーションそして通貨 8 「晴耕雨読」 08/01/14 PM01
金本位制の景気変動 その3:デフレーション・インフレーションそして通貨 7 「晴耕雨読」 08/01/14 PM01
金本位制の景気変動 その2:デフレーション・インフレーションそして通貨 6 「晴耕雨読」 08/01/14 PM01
金本位制の景気変動 その1:デフレーション・インフレーションそして通貨 5 「晴耕雨読」 08/01/13 PM00
金融家の登場 その2:デフレーション・インフレーションそして通貨 4 「晴耕雨読」 08/01/13 PM00
金融家の登場 その1:デフレーション・インフレーションそして通貨 3 「晴耕雨読」 08/01/13 PM00
金属通貨の成立:デフレーション・インフレーションそして通貨 2 「晴耕雨読」 08/01/13 PM00
デフレとインフレそして通貨:デフレーション・インフレーションそして通貨 1 「晴耕雨読」 08/01/13 PM00
12月30日なんでや劇場『金貸し支配とその弱点〜’08経済破局は来るのか!?』その2 「路上で世直し なんで屋【関西】」 08/01/13 AM04
168769 実体経済に支障をきたすという状況下って? 匿名希望 08/01/10 PM04
『金貸し支配とその弱点、'08経済破局は来るのか』論点2 「日本を守るのに右も左もない」 08/01/07 PM10
168519 金の貸付から資本主義が生まれた  〜株式会社は金の貸付業〜 南風小僧☆ 08/01/05 PM10
168492 しょうがない共認! 西知子 08/01/05 PM01
168393 なんで屋劇場『金貸し支配とその弱点』3   〜金貸しの弱点 山澤貴志 08/01/03 AM11

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
超国家・超市場論9 私権闘争の抜け道が、交換取引の場=市場である
超国家・超市場論10 何をするにもお金がかかる社会
お金〜ことわざより〜
市場と国家の共犯関係
超国家・超市場論11 市場は社会を統合する機能を持たない
超国家・超市場論12 市場の拡大限界は、国家の統合限界でもある
潮流4:輸血経済(自由市場の終焉)
潮流5:失われた40年
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
市場の起源、原資拡大の方法、その真実の姿
金貸しの存在構造、不換紙幣の成立
国家債務危機〜ジャック・アタリ氏から21世紀を読み取る3
現実に社会を動かしてきた中核勢力
統合階級の暴走で失われた40年
米国債デフォルト:金融勢力の狙いは旧紙幣の廃棄
国債暴落後の世界経済はどうなる?
経済破局の下で秩序は維持できるのか?
国家紙幣によるゼロ成長の経済運営
学者・官僚・マスコミは、骨の髄まで金貸しの手先である
劣勢のロックフェラー勢は日本篭城計画を進めるしかなくなった
バブルとバブル崩壊〜金融資本主義の罠を仕掛けたロスチャイルド勢
40年の長期戦略を持ってEU統合と世界の多極化を進めてきた欧州貴族
闇の勢力争いの現状分析〜闇の支配勢力研究家の諸説をどう読むか。
「特権階級の世界」と「大衆の世界」〜2つの世界の断絶と接点は?
民間銀行から「信用創造・破壊権」を取り上げ中央銀行を国有化すればすべては解決する!
アメリカ、欧州で反金融の階級闘争が勃発か
金貸しは目先の利益追求に追われて、地球を破壊してきただけ
マネー経済の急拡大
マネー経済拡大の原因 Aグローバリゼーション
電通を媒介にしたアメリカによるメディア支配
世界中を巨大市場化していく諜報機関
ロックフェラーVSロスチャイルド 2大企業群
「ロックフェラー 対 ロスチャイルド」って何?(2)
「アメリカに食い尽くされる日本」を読んでA
9・11テロはアメリカの自作自演という世界世論
FRBは、アメリカ闇の勢力の中核部

『るいネット』は、47年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp