市場原理
168199 貨幣の流通構造そのものが【バブルの構造】をもっている(=信用創造というゴマカシ)
 
志水満 ( ♂ 東京 会社員 ) 07/12/31 AM01 【印刷用へ
〈ゴマカシ〉や〈嘘〉は大きいほどばれにくいというのは本当かもしれない。
ましてそれを政府がやっているのであれば・・・・・
日本銀行のhpより
リンク
>日本銀行法では、日本銀行は、銀行券を発行すると定めています。
銀行券は、独立行政法人国立印刷局によって製造され、日本銀行が製造費用を支払って引き取ります。そして、日本銀行の取引先金融機関が日本銀行に保有している当座預金を引き出し、銀行券を受け取ることによって、世の中に送り出されます。この時点で、銀行券が発行されたことになります。<
これだけではどういうことなのかわかりませんが・・

>信用創造、信用収縮とは一体いかなるモノか リンク
経済教科書には次のように説明してある。
たとえば日本銀行がA銀行に1000万円を供給したとする。A銀行は1000万円の10%である100万円を準備金として日銀当座預金に預け入れ、残りの900万円をB社に融資する。900万円の貸付を受けたB社は、それをC社への支払に充てる。C社は受け取った900万円をすべてD銀行に預けたとしよう。この場合法定準備率を10%と仮定しているから、D銀行は810万円を貸し付けることができる。・・・・中略・・・このような銀行の貸付行動により、預金通貨が創造されていく。
 1,000万円の本源的預金によって創造される派生的預金は、派生的預金=1000(0.9+0.9+0.9+……)になる。ここで、( )の中は、初項0.9、公比0.9の無限等比数列の和だ。これを計算すれば、創造される派生的預金は9,000万円であることが導かれる。これに本源的預金 1,000万円を加えれば、預金総額は1億円になる。このケースでは、本源的預金の10倍の預金が創造されている。この倍数(ここでは、10)は信用乗数とか貨幣乗数と呼ばれている。  
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つまり、平たく、分かりやすく、赤裸々に、本音をズバリ言うなら、『実際のお金がなくても、銀行はお金を貸すことが出来る。それは、約 10倍までかまわない。』と言うことである。10%を準備率と言い、その逆数10倍を貸しても良いと国は認めているという意味である。・・・・
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実際にはないお金を貸すと言うことは、普通の感覚すれば、詐欺である。銀行がやれば、詐欺でない。法律で認められている行為だからである。死刑が殺人でないと言うことと同じである。
では、ないお金をどうやって貸すことが出来るのだろうか。?それは、簡単である。中央銀行には輪転機がある。ここで刷る分は、唯一偽札ではない。必要な分、刷ればよい話だ。それをコール市場で短期貸し付けで供給する。0.001%(2001年より)がその金利、コールレートである。何故短期かというと、お金というものは、現金を持ち歩いたり、運んだりすることは、昨今少ない。殆どは口座間移動である。数字が書き換えられるだけである。
 実際は、日銀法定準備率は約0.1%であるので、10倍どころか100倍以上である。このことを経済専門家は、殆ど人々に語らない。だから、人々は、銀行の預金額から貸し出していると思っている。そして、借りられたら、平身低頭有り難がる。もう一度云おう。大きな声では言えないが、『銀行は、公認の詐欺事業家』である。・・・・中略・・・・・・ 
この信用創造は、銀行の直接貸し付けにだけ見受けられるものではない。貸付債権は、さらに証券化され資産として運用される。この一例がサブプライムローン債権(証券)である。それはさらに、何倍ものレバレッジ(取引証拠金制度)が掛けられ、市場で第二の貨幣として流通する。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以上引用終わり

ここで信用創造が簡単にできる(国民が信用する)ということはその逆の信用収縮も容易に起こるということを顕していると思う。
現在貸付債権( サブプライムローン債権)による信用収縮だけが問題にされているが、実はそうではない。そもそも貨幣の流通構造そのものが、中央銀行という制度に支えられた【バブルの構造】をもった巨大な《ゴマカシ》であるということではないか。
 
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