>自分たちでゼロから着実に新しい『場』を構築してゆく運動であり、従来の国家や市場に要求するだけの「社会」運動とは全く位相を異にしている。旧体制(国家と市場)自身が行き詰まって終った今、国家や市場に要求しても事態を悪化させるだけであり、その様な欺瞞的な社会運動は早晩旧体制と運命を共にすることになるだろう。32085
活力源を見失った若者たちは、生きることの意味を、探し続けてきました。そんな彼らの意識を捉えたのが、「やりたいことが見つからないのはなんで?」というお題。
確かに、1年前まではよく聞かれたと思います。
しかし、この1年を振り返ると、ほとんど聞かれることがなくなりました。
それに代わるように登場したのが、「話し上手になるには?」「できる男になるには?」「仕事がうまくいくには?」というお題群。
共通するのは「何をなすべきか」という新規範を提示しているというところにあるのではないでしょうか?
若者の意識は、自分発を内包した「やりたいこと」から、みんな発の「やるべきこと」へと劇的に移りつつあるようです。
「やるべきことはある。それは、自分たちでゼロから着実に新しい『場』を構築してゆくことである。」
この言葉こそ、若者は待っているのかもしれません。 |
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