共同体社会の実現
166990 GDPの起源
 
朱雀 ( 30代♂ ) 07/12/13 PM04 【印刷用へ
>市場は社会生活を営む上で不可欠の社会基盤(道路や港湾や上・下水道etc)さえ、決して自らの手で構築しようとはしなかった。それどころか、自ら(=市場の拡大)が作り出した貧困(⇒福祉)や戦争さえ、その遂行と尻拭いの全てを国家に押し付てきた。<(31251

>お金は、私的な交換の場での評価指標にすぎず、交換の行われる局部・局部では統合機能を持ち得ても、社会全体を統合する機能は持ち合わせていない。<(同上)

にも拘わらず、いまだにGDP(国内総生産)という経済指標は限りなく国家統合に近い位相に存在している(と見られている)。

では、そもそもGDPの起源はどこにあるのか?市場が国家にカビとして共生していくプロセスは、いつごろ始まったのか?

そのルーツは「国民所得」の歴史に見てとれます。

>国民所得の計算は、17世紀にイギリスとフランスにおいて始まった。1665年には、イギリスの William Pety が最初の所得推計を行っており、その後多くの人によって、推計がなされている。

 1843年には George Tucker によって、アメリカの所得推計が始めてなされている。19世紀末には、ヨーロッパ数多くの公的推計がなされており、'90年代にはオーストラリアで年々の公的推計統計が発表されている。

 20世紀には、戦争支出のために生産、投資、貯蓄、消費の概念が重要視されるようになり、国民所得推計のための多くの統計が収集された。アメリカでは Simon Kuznets が、イギリスでは Colin Clark が生産、市場そして国民所得に関する研究を行った。

 1929年の恐慌に続き、J. M. Keynes により、マクロ経済学に新たな方向付けがなされ、国民所得勘定の重要性が増した。

 第2次世界大戦後には総合的な研究が進められている。1944年にはアメリカ、イギリス、カナダが所得勘定の共通的定義を定めた。さらに、1949年及び1952年には、国民所得勘定体系 (SNA) が刊行されている。国連は、1968年及び1992年にこの体系を再整理しており、国際基準となっている。なお、さらに再検討がなされているところである。<(リンクより)

つまりこのプロセスとは、(市場の支配者の手先である)近代経済学者たちの手によって、本来国家の寄生物であったはずの市場の「共生・取引原理」のもとに、国家の「集団・統合原理」が無理やり取り込まれていく過程であった、と言えるのではないでしょうか。
 
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