かねてから、深刻化する環境破壊と、それに伴う飢餓人口の
増加に対する取り組みに違和感があった。
昨日、サロンで国家と市場(餅とカビ)の関係を勉強させていただいた
中で、その違和感の正体が鮮明になったように思う。
何が引っ掛かっていたのだろう…?
そうだ、『資金援助』、だ!!
普通に考えて、「飢えている人間に紙キレ(お札)を渡してどうする?」
と疑問に思うのだが、巷に溢れるキャンペーンや宣伝、また政府をはじ
めとする援助に関する対応をうたったものは、大抵が資金援助である。
これでは答えにはならない!そこで、何が本質なのか考えて
サーチしてみたところ、飢餓問題の本質に迫るサイトを発見した。
(★参考『FOOD FIRST〜世界飢餓にまつわる12の神話』よりリンク)
市場が国家に寄生する…その結果もたらされたのが環境破壊
(これは戦争による国土の破壊も含む)であり、住処と食料
自給・生産の術を無くした人々が飢餓に追い込まれる結果を招く。
そこに、市場を更に拡大させる手段としての効用しか持ち合わせて
いないカネを投入したところで、飢餓が発生する本質的な問題解決
には到底ならないだろう。
『何をするにもお金がかかる』…この歪んだ価値観の刷り込みが、
資金援助を正当化させ、搾取と騙しで成立する市場拡大の温床に
なっていることは十分考えられると思う。
現在、餓死していく人々に本当に必要なのは、食料でもカネでもない。
彼らに本当に必要な援助とは、市場発生のメカニズムと構造を伝えること
なのではないだろうか? |
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