経済破局は来るのか?
166459 経済で国は破綻しない?
 
大西敏博 ( 50歳代 和歌山 会社員 ) 07/12/04 PM07 【印刷用へ
>要するに、市場はどこまでも私権闘争の抜け道でしかなく、従ってそれ自体では決して自立して存在できず、国家に寄生するしかない。だから、市場は、云わば国家というモチに生えたカビである。(31251 )

ケンミレ株式情報(リンク )より転載します。

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戦争で国が滅びることはあっても、先進国が経済で滅びることはありません。今の世界経済はサブプライム問題やSIV問題で大変な事が起ると思われていますが、それはこの問題がずっと続くことが前提です。
1992年に円高と株式市場の暴落で日本経済が崩壊し、街には失業者が溢れると言われ、1995年の時も円高デフレで日本経済が崩壊すると言われ、1997年には都銀と大手証券の倒産で金融システム不安で日本経済は駄目になると言われていました。

昔、米国でS&L問題が起った時にも米国は巨額の公的資金を投入して経済危機を乗り切り、日本でも住専問題や銀行の不良債権問題で公的資金が投入されたように、経済事件で国が危なくなれば、国は公的資金を使って問題を解決します。

つまり、損得問題である経済問題は損得で解決出来ると言う事になります。したがって、今回のサブプライム問題も『何処かで先進国が動いて解決される』ことになりますが、問題は『いつ国が動くのか』ということです。

逆に言いますと、国が動くまでは株式市場は下げ続ける可能性が高いと言う事になり、それは2月初旬の先進国での2007年度決算=サブプライム問題の影響がはっきりする決算のあとから動きのではないかと思われます。2月に動くのか、3月に動くのかは、各国政府の準備能力次第ですから予想は出来ません。

米国のエコノミスト協会が発表した来年の米国景気ですが、前半戦は2%台初めまで成長率が落ち込むが、10〜12月期には3%成長まで戻すという意見が大勢で、景気後退を予測するエコノミストは20%しかいなかったということです。

今の米国は最悪期であり、このような時期は『弱気になる』ものですが、その時期でも米国の経済の専門家であるエコノミストは『米国景気は強い』と予測しています。

専門家の意見は当たらないと言われています。しかし、弱い時期には『マイナス材料がクローズアップされて、弱気の予想をするのが人間』ですので、強気予想が大勢をしめたということは、米国景気は予想よりも強い、そして米国景気に影響される日本の株式市場も『時間の経過』とともに回復してくるのではないかと思われます。

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これまで、経済で滅びた国はないということですが、

>カビがどんどん繁殖すれば、やがてカビ同士がくっつく。世間では、それをグローバル化などと美化して、そこに何か新しい可能性があるかのように喧伝しているが、それも真っ赤な嘘であって、市場が国家の養分を吸い尽くせば、市場も国家も共倒れになるだけである。(31251)

私は、アメリカが市場に国家の養分を吸い尽くされ、市場も国家も共倒れになる時期は近いように思います。
 
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166956 市場に養分を吸い尽くされた国家はどうなる? わっと 07/12/12 PM08

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