『日本メディアをくまなくウォッチする米軍』(原田武夫の『国際政治経済塾』)リンクより転載します。
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〜前略〜
9月に突然、総理を辞任した安倍晋三氏の場合と、小沢一郎氏の今回の「辞任発表」にはある共通項がある。それは、表面的にはともかく、共に「対米関係でのしこり」が強く感じられる辞任であるという点なのだ。
安倍前総理が辞めたのは、「職を賭す」とまで述べたテロ特措法の延長がかなわなかったからだ。それを阻止したのは、小沢一郎氏率いる民主党だったわけだが、訪米を控えた福田総理が頭を下げにいったものの、微動だにしなかった小沢一郎氏が、今度は何かに取りつかれたかのように代表職を「辞任発表」した。日本を代表する2人の政治家たちが、こう次々とあやしげな辞め方をするというのに、「永田町の論理」だけで語ることは不適当だろう。むしろ、そこには「現代日本政治の隠された論理」があるはずだ。
この観点でカギとなるのが、小沢一郎氏が行った先ほどの「メディア批判」だと私は考える。一般に政治家たちはメディアの論調を気にする。「国民からの支持」がそこで分かるからだというのが模範解答。しかし、そうするのには、全く違う本当の理由がある。
それは、米軍が至るところで日本のメディアをウォッチし、その報告がすべて米国政府にわたっているからだ。具体的には次のようなシステムとなっている。
◎座間(神奈川県)に駐屯している米陸軍第500軍事情報旅団のアジア研究分遣隊。77名もの日本人職員(!)が日本やアジアの活字・ネットメディアをチェック。
◎外国放送情報サービス(FBIS、CIAの傘下)が日本の放送メディアをくまなくチェック。対米報道の論調や影響力などを逐次報告している。
◎ニューヘブン(米国コネチカット州)に駐屯している米陸軍第434情報分遣隊。ネットメディアにおける情報収集に特化している。
つまり、こういうことだ。日本のメディアで発せられたメッセージは、その内容、そして日本社会における反響もあわせ、逐一、米国へと報告される。米国ではこれを徹底分析し、対日工作活動の「作戦」がつくられる。日本にいる情報部隊(CIA、陸軍情報部隊など)は、この作戦にしたがって、日本の政治家やメディアに対する「働きかけ」を行う。そしてその成果は、再びメディア報道のチェックという形で米国へと伝えられていく。
〜後略〜
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極東最大のスパイ組織キャンプ座間にある米国陸軍第500軍事情報大隊が総力を上げ、日本の政治家、企業経営者達のスキャンダル情報の調査・ 蓄積を行っている。小泉元首相が米国の完全な操り人形と化したのも、学生時代に犯した日本女子大学の大学生に対する強姦事件と、神奈川県警に逮捕された警察の取り調べ調書を、米軍→米国政府に握られたためだと言われている。(153508参考)
>日本の政治家も、絶えず監視され報告されているようだ122172 |
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