現代意識潮流を探る
165381 答えに向かう会話が人間関係を深めていく
 
星埜洋 ( 48 東京 企画 ) 07/11/16 PM08 【印刷用へ
>○市場社会も100年経ち、かつ豊かさが実現されると、皆生活が一様になり、今度は一様に閉塞したその共通性が、おしゃべりの場を衰退させて個室収束を強めた、あるいは面白くもない身内仲間を超えて外に(メル友や海外旅行に)つながりを求める外向仲間収束を強めさせたとも云える。もちろん、その底流には外向基調がある。

豊かさが実現して恵まれた社会。しかし若者の会話を聞いていると、非常に空疎な感じがする。言葉の豊かさは失われて、どうでもいい会話が溢れている。

これは、おしゃべりそのものの意味以上に、繋がっていることの方が先決で重要課題だからかもしれない。豊かな時代、成すべき共通の課題もない。課題も無いから話題もない。話したいことがあるから発信するのではなく、繋がりを確認するために発信しているといった感じだろうか?身内という古い仲間関係に可能性が見えず外向収束しても、新たな仲間関係とは何なのかつかみきれて居ない状態のようだ。

目標もなく先行き不透明な時代。今は、人繋がりが、孤独や不安を解消し充足を得る唯一の方法であると思い込み、「繋がっていること」の実感を得るために言葉を受発信している。

これは逆に考えれば、皆を惹きつける答えがないから、意味のない会話をし続けなければ関係維持できないとも言える。

本当は、必要なのは答えであり、皆を収束させる「答えや認識」さえあれば、饒舌な言葉もいらなくなるし、より深い関係構築ができるはずである。更に言えば、その答えとは一方的なものである必要はなく、答えを深め合っていくきっかけ(=気づき)を与えられればよいのではないか?
 
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