現代意識潮流を探る
164691 授業収束、素直さ、仲間収束、表層化、遊びを企画できない・・・新世代の「主体性の喪失」
 
小暮 勇午 ( 30 京都 路上人 ) 07/11/04 PM11 【印刷用へ
現在の30前後以下の若者達、引いては子ども達は、旧世代と比較して大きく変化し続けている。その違い・特徴は、以下の5点挙げられる。
・授業収束、資格収束
・異常に素直
・仲間収束
・表層的な仲間関係
・自分たちで遊びを企画できない

2002年頃から、大学生が真面目に授業に出席するようになり、今や出席率は90%を超えるとも言われる。”遊び第一”の価値観が強く、大学の授業にほとんど出席しなかった旧世代からは考えられない。
また、これ以前の90年代後半からは、資格収束が顕在化し始めている。

授業収束と並ぶ新世代の特長は、”素直さ”である。反抗の世代から見れば、異常とも言えるくらい素直であり、言われた事を忠実に守ろうとする。

また、1990年代から顕在化してきた流れとして、仲間収束・仲間第一が挙げられる。仲間が第一になったがゆえに、イジメが深刻になってきた。
旧世代の子ども時代にもイジメはあったが、私権獲得が第一だったので、イジメに没頭する人間はおらず、深刻なイジメにはならなかった。しかし、仲間第一になれば、イジメが発生しても仲間世界から逃げることもできず、イジメが深刻になる。
しかし一方で、子どもや若者達がつくる仲間関係は、表層的な関係に留まっている。

子ども達が作る仲間世界の変化には別の現象もある。それが”遊び”の変化。昔は、子ども達の魚とりなど、子ども達自身が遊びを企画・計画していた。遊びを企画する能力があった。ところが80年代から、自分たちで遊びを企画する能力は衰弱し続け、ほとんどなくなっている。
だからこそ、現代の子ども達は、ディズニーランドやカラオケなど、供給側から用意されたものに行くことしかできない。自分たちで遊びを企画する能力が既にない。

これらの現象群は主体性(=外圧に立ち向かっていく能力)の衰弱→喪失を表しているのではないか?
 
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