日本を守るのに、右も左もない
164298 Re:文明とは自然を改造することである
 
喜田育樹 ( 34 京都 デザイナー ) 07/10/28 PM00 【印刷用へ
>「ハダカの人類が生きていきやすいように、自然を改造すること」が文明であり、自然を改造することが原罪である。

自然を改造することが原罪であるというと、自然とはあたかも何も変わらないものとして在るかのように聞こえ少し違和感を感じます。

自然という概念では抽象的ですが、圧力として捉えると見えてくるのではないでしょうか。自然というのは、自然圧力や生物同士の種間圧力、同類圧力の場であり、どの生物もその圧力に適応して存在しています。

また生物史をみれば、光合成生物の増大によって酸素が増大し窒素生物にとっては酸素増大という新たな自然外圧が生まれたり、生物種の増大によって生物同士の種間圧力が形成されるなど、自然圧力も種間圧力も同類圧力も、生物活動そのものから生まれているともいえます。

つまり自然とは生物同士の相互作用から生じる圧力そのものであり、その圧力に適応=秩序化された状態を指すのだと思います。



環境破壊の原罪はどこにあるのかの問われれば、私は略奪闘争以降の自集団の正当化観念(≒守護神信仰)が登場した辺りではないかと思います。人間も上記のような生物の相互秩序の中に在る訳ですから、その秩序が生きる上で拠り所になります。旧石器時代や日本では縄文(大衆文化では江戸まで)はその秩序を拠り所にして人間も生活してきました。(その結実したものが精霊信仰

その点、略奪闘争以降の自集団の正当化観念はその秩序を自集団の都合の良いように崩壊させていきます。(現代の環境問題が解決していかないのも、根底にはこの正当化観念にあると思います。)

文明を原罪とする点では同意できますが、文明期を境に観念の中身がどのように変化してきたのかに着目する必要があるのではないでしょうか。
 
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