日本人の起源(縄文・弥生・大和)
160193 ロックフェラー メモC1971年〜1980年: ドル基軸体制の動揺、金融略奪の開始
 
南風小僧☆ ( 天然おやじ 島国 ) 07/09/01 AM11 【印刷用へ
1970年頃先進各国は、ほぼ高度成長が終わる。アメリカのドルは先進各国へ黒字として溜め込まれ、早くもドル基軸体制が危機に瀕する。
冷戦体制の枠組はそのまま維持。

●IMF体制の崩壊
・1971年 ニクソンショック(金とドルの兌換停止)=IMF体制の崩壊
    →1973年変動相場制
※きっかけは、ド・ゴール大統領による手持ちのドル紙幣と金の兌換要求。(この頃アメリカ資本がフランス資本を次々と買収したことへの、ロスチャイルドの反撃?)→金・ドルの兌換停止へ。
※原因は、金の裏づけを超えたアメリカのドル刷りすぎ。

・1971年 キッシンジャーが秘密裏に中国訪問 →翌1972年米中共同声明
・1972年 ロックフェラーによる米欧日三極会議(TLC)。IMF体制崩壊による世界の通貨・通商の安定のため。(後の「サミット」や「G7」へ)以後経済安定のための先進国協調体制という前提で誘導。

※この間、キッシンジャーはネルソン・ロックフェラーの代理として、ニクソン・フォード政権を支え、実質的に外交政策の実権を握るとともに、各国への工作(南米,ベトナム)。役周りとしては第二次大戦前後のダレスに近い。(関連159317

●ドル維持のためサウジ、日本の属国化へ布石
>1974年「ワシントン・リヤド密約」:キッシンジャー米国務長官とサウジのファハド皇太子との間で締結。サウジは石油を低価格かつ安定的に供給する。アメリカは軍事的にサウド家を守ると。石油代金は、必ずドルで決済する。ドルの価値はアメリカが「金」で価値保証を行う。「ドル・石油体制」。(「実物経済の復活」 副島隆彦より)
※金との兌換を切り離さざるを得なかった米ドル紙幣は、担保力を失ったので、実質的に金に代わって石油売買と連動させることで通貨体制を維持・補強する策。

・1975年 ロッキード事件 →田中角栄失脚 →日本の自主独立志向を阻止(キッシンジャーの恫喝、これ以降中曽根、ナベツネなどを通じた政界・マスコミ工作)

●金融略奪へ
・1970年代後半:アルゼンチン、チリなどで、シカゴ・ボーイズによる新自由主義的自由化政策(144875)

・1979年 ネルソン・ロックフェラーの死、跡目はディビット・ロックフェラー(ネルソンの弟)

まとめ
★ドル覇権体制が動揺し始める。それを、各国協調枠組を作ることで誘導。実質的には、石油資源大国サウジと貿易黒字大国日本を属国化することで、アメリカの経済支配体制を維持する方針。現在もアメリカ帝国を支える両輪。

★1970年以前にくらべて高収益源が少なくなっている。
→各国への金融略奪の開始。後進国は独裁政権操作、先進国へは、政界・マスコミ工作。※変動相場制に移行したことも相まって、自由主義=投機へ傾斜
同時に、中国と関係回復し、将来の中国の市場化にも布石を打っている。
 

参照「実物経済の復活」副島隆彦著
  「JFケネディvs二つの操り人形」渡邊良明著 
  「悪夢のサイクル」 内橋克人
   ほか

 
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