第二次大戦後、アメリカのみが突出した力を持った。戦後復興へ向けて、各国へのアメリカの投資(貸付)が行われ、ドルが世界中に流通し始める。
同時にアメリカの対抗勢力として、ソ連を意図的に軍事大国に育てあげていく。
・1948年〜1951年:マーシャル・プラン:戦後復興資金をヨーロッパ各国へ貸し付け。→ドル貸付により、各国で金融市場が拡大(信用創造)。同時にアメリカ製品の購入先としてヨーロッパや日本が計画的に復興。ドルが基軸通貨として流通し始める。
・〜1949年 米国務省による共産ソ連・中国支援。同時に米国中枢へソ連スパイと多数の協力者。
・1949年〜米ソ冷戦:ソ連原爆実験成功(※原爆の秘密情報はホワイトハウスから直接ソ連へ!)
・1949〜1951年:冷戦をテコに日欧などへ米軍事基地。(NATO、1950年ダレス来日→日米安保)
・1950年 マッカーシズム(米国内保守・愛国派の反撃)→赤狩り
→しかしマスコミを使ったマッカーシー非難キャンペーンで沈静化される。
・1950年代
・ビルダーバーグ設立(オランダ・ベルンハルト殿下主導:元々は
ウォール街資本とナチスドイツを結ぶパイプ役)
・この頃ロックフェラー財団などの資金で、キッシンジャーが
ハーバードで、各国の指導者を育成(ex中曽根)
※ネルソン・ロックフェラー→キッシンジャー→各国指導者のパイプ
が形成される。
(・1957年 欧州共同体(ECC))
・1965年 ベトナム戦争(軍産複合体による戦争)、日本の高度成長時期
※この頃アメリカは、既に消費大国化。それによってヨーロッパ・日本が高度成長。アメリカは貿易赤字国へ。
★第2次大戦後は、アメリカ一国のみが強大な力を持った。これはある意味、実業家・金貸しにすぎないロックフェラーにとって脅威。→アメリカの対抗勢力としてソ連を意図的に軍事大国に育てあげ、冷戦構造を演出。→軍産複合体と軍需による収益構造。
★またこの時期は、計画的に戦争で荒廃した各国を復興させる(そこに投資する)ことで儲けていた時期。各国の急成長とドルの流通拡大で、資金需要がかなり高かったはず。
参照「世界の歴史をカネで動かす男たち」W・クレオン・スクーセン
「次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた」ヴィクター・ソーン
「実物経済の復活」 副島隆彦
ほか |
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