実現論を塗り重ねてゆく
158356 チームやリーダーは何のために存在するのかを考えることから
 
本田真吾 HP ( 壮年 香川 建築家 ) 07/08/06 PM01 【印刷用へ
現実、仕事はチーム(集団)でないと達成できません。これは、人類が外圧に適応する際に、個体の能力に頼るより、集団で適応するほうに可能性を見出したという自然の摂理です。

そして、適応のためには、単に個体の寄せ集めではなく、それぞれが役割を担い、統合されていることが必要です。こう思えず、個人の能力で仕事ができていると思うのは、個人主義観念のせいです。そういう意味で、

>個人課題では有能な人でもチームリーダーになれない人が結構いるのでは無いかと思います。(158316

は事実誤認です。本人のみがそう思い込んでいるだけです。また、思い込んでいる本人以外の誰かが、チームが成果を出せるように、影で苦労しているのです。そして、周りはそのことをよくわかっているのが普通です。

ここでまず、それぞれが役割を担い統合されることを具体的に言うと、チーム内のメンバーが、期待された役割を自分の頭で考え、(人の力を借りることも含めて)自分で突破して初めて、チームの成果=仕事の成果が出るということです。

だから、リーダーの役割とは、部下が役割(彼の課題)を鮮明にとらえているか?成果に向かう思考になっているのか?その際の、判断軸が彼の頭の中に像を結んできているのか?を注視すること。

そして、そうなってない場合の、状況認識や判断軸などの不足ポイントを注入してあげることです。ダメだしとは、この注入作業です。期限が迫れば、洗脳に近い共認形成も行わざるを得ません。

リーダーが出す答えの生命部分は、このように彼が自ら考えることのできる、状況認識や構造認識を提示することです。だから、部下に対して、『何でそう考えたのか?』を問うのです。

現実には、彼に代わって、彼が担うべき課題の具体的答えまで出す必要がある場合もあります。そのときでも、『なぜそう考える必要があるのか?』という根拠は、どんなに時間がなくても注入を忘れないことです。

また、彼にとっては多少きついことになっても、今彼が置かれた状況≒彼の現時点での評価を認識させることも、重要なリーダーの役割です。そうすると、

>そんな時に、部下の思考をトレースしてみることは実に有意義だと思います。(158316

については、当たり前のことなのですが、それだけでは何の役にも立たないことが解ります。それ以上に、まず、リーダー自身が、何のために自分が存在しているのか=『自分の役割』を問うことを忘れているのではないですか?

誰よりも早く鮮明に、『実現すべき課題や役割を認識すること』がリーダーの役割なのです。そして、先に実現すべき課題や役割を認識しているからこそ、部下の思考の不足分が見えてくるのです。

それがなければ、部下の思考をトレースは、単なる迎合に過ぎず、誰も充足することはありません。
 
  List
  この記事は 158316 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_158356
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
257641 経営者に期待されていることは、どんな状況でも未来を予測して行動すること 小暮 勇午 11/10/13 PM07
部下に対して問う言葉☆ 「毎日のありがとう☆.。.:*・゜」 07/09/05 PM07
新作カード登場! 仕事が上手くいく条件☆〜絵にこめられた想い〜 「毎日のありがとう☆.。.:*・゜」 07/09/04 PM11
160265 なんで屋さんを活かす。 桑村佳直 07/09/02 AM05
159632 「リーダーって何だ?」 三輪歩未 07/08/24 PM02
158986 リーダーは「期待された役割」を与え、充足の場をイメージすることが必要 浜永良成 07/08/15 PM01
158936 ファイティングポーズを取れ!そして(課題を)打ち抜け! 酒井俊弘 07/08/14 PM07
( ̄ー ̄)b Good job!! 『頭で汗をかけ』 「これからは探求の時代」 07/08/12 PM09

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
現代の神官=社会統合階級の欺瞞
個人主義者の詭弁 個人と自我
個人主義の責任捨象と言い逃れ
共認回路と自我回路
規範意識の形成の土台は? 
力の論理と共認機能
自我の源泉は、共認の部分否定にある
序列闘争は、共認されている
自我ではなく、共認こそ原点である
自我とは?(フロイトとラカン)
規範回路と観念回路の断層
我思う、故に我あり
漱石をねじ曲げる「奴隷」たちへ
「自我=エゴ」を制御するもの
相手尊重の意識の原点は?
歴史無視の表層的個人主義はウンザリ
共認充足がなければ生きられない
共認回路の特殊性
共認回路は個体境界を越えて情報を統合する
「自分らしさ」を理解できない人々
「心の豊かさ」に感じる胡散臭さ
規範の形成を阻んでいるもの
自己実現の「非」実現性
自我回路より共認回路の方が充足できる
“自我心理学”から“共認心理学”へ
あらゆる圧力を排除する個人主義
人類の本性は共同性にあるA
原始時代に自己中はいなかった
全体主義を生み出した犯人は、自己中
潮流1:共認原理と私権原理
私権時代から共認時代への大転換

『るいネット』は、46年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp