暴走する悪徳エリートの所業
157932 自民大敗の背後にあるものB〜アメリカ→マスコミ支配に抗する草の根の組織づくりが急務
 
山澤貴志 ( 42 鹿児島 ITコンサル ) 07/07/30 AM01 【印刷用へ
勿論、ならば小沢はジェイの操り人形かといえば、一概にそうともいえないだろう。マスコミの風次第で勝ち負けが左右される選挙の限界をなによりもよく知っているのが小沢であるからだ。今回選挙で、メディア露出よりも徹底して組織固めに力を入れてきたのは小沢の実践的な脱アメリカ戦略だといっていいのではないか。また農業の自由化は前提としつつも、補助制度で農村を守ろうとしたり、「年金制度は既に崩壊している」との状況認識を明快に持って、次の体制をとろうとしているあたりに、アメリカの攻撃をある程度、想定した上で、それにどのように対処していくか、それなりに練られた作戦だということもできる。(田原総一郎は小沢の農政については徹底して批判している・・)そのあたりの小沢の用心深さもあって、マスコミも一気に民主応援というよりは、あくまでも自民の古い体質叩き(政治とカネの問題)に懸命なのであろう。

しかし、今回、マスコミによる自民の古い体質叩きは、必ずしも、アメリカに都合よくいったともいい難い側面がある。例えば、最も古い自民党の残党であった、岡山の片山幹事長や島根の景山氏が敗れたが、その議席は、改革派の小泉チルドレンに置き換わったわけではなく新しい議席は平沼、亀井という郵政民営化反対論者の後押しが利いている。マスコミはさかんに国民新党が自民に寝返るというようなデマを流し続けた(27日の朝まで生テレビでも執拗に田原は亀井を攻撃した)が、亀井静香がそれを許すことはないだろう。

あと数回の選挙を経て、(そこにアメリカ→マスコミの意志も重なって)旧来の利権政治家は完全にフェードアウトしていくだろう。問題は、むしろそこからである。従来の利権ではなく政策中心の草の根のネットワークを作り上げられない限り、マスコミ操作によってアメリカに都合よく政治は歪められ続ける。国益派と売国派の共認闘争は、これからが本番である。
 
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