健康・食品・医療
157680 『医者にウツは治せない』織田淳太郎著
「薬だけに頼らず、うつを克服するには?」
 
小松由布樹 HP ( 42 岐阜 農業 ) 07/07/27 AM00 【印刷用へ
「医者にウツは治せない」織田淳太郎著
光文社新書 2005年8月20日初版

以下、「神経症状の完治療法の紹介」より引用リンク
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著者の織田淳太郎氏は、ノンフィクション作家として多数の著作があり、ジャーナリストとして活躍されています。本書は、著者自身のうつ病体験を元にして、医者の立場ではなく、患者の立場から記述しています。

うつ病・パニック障害等の神経症状になったら、まず心療内科・神経科・精神科を受診するでしょうが、そこは薬物療法が行われています。著者は自分と周囲の患者さんの経過から、「必ずしも薬はよくない」、薬物療法だけを行うような、 「医者にウツは治せない」と、真実を告発しています。  
 
著者は、かつて、うつ病のために薬物療法を受けていましたが、医者が薬による治療だけをすることに疑問を持ちました。なぜなら、自分や他の患者さんにも、薬が効かないと、薬の量や種類をどんどん増やしたり、副作用に苦しむのも仕方ないとして、心身を真に癒す有効な治療をしないからです。

このように、医者に多種多量の薬を投与されても、症状はあまりよくならず、不快な副作用に苦しんでいるうちに、化学合成の薬づけで元気がなくなり、症状が完治しない不調な状態が続きます。

著者は、うつ病の闘病生活の途中で、「薬は、仮に症状を抑えても、根本的な解決にはならない」と自覚して、薬の服用を徐々に放棄して、真に効果のある本質的な方法を探求するようになりました。

試行錯誤を経て、心身の生命力・真の自然治癒力を高める各種方法を研究して実践することにより、本来の人間らしい健全な明るい精神状態を実現し、うつ病を改善して完治することができたのです。
(引用終わり)
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薬物療法中心の、旧態依然としたうつ病医療の現場の問題を鋭く指摘する一方で、薬物だけに頼らないうつ病治療の数々と、それに従事する医療関係者たちの奮闘振りを紹介している。
著者自身も「“織田流”呼吸瞑想法」や「ジョギング瞑想」を実践し、発病以前よりも良好と思われる精神状態を維持しているという。

【目次】
第一章 うつとスポーツ
ソフトボール療法/一通の手紙/勝ち負けに拘わる/スポーツの抗うつ効果/情感を発散できる場/帰属意識/眠気と吐き気/純然たるうつ病にだけ効く抗うつ薬/薬物依存とうつ症状/ソフトボール療法との出会い/ホームランを一本打ちたい

第二章 うつ治療が孕む問題点
薬物療法の功罪/退院後に自殺/結果と原因のすり替え/頻発する誤診/リストカットはうつが原因か?/自殺衝動という薬害/SSRIとリタリン/「魔法の薬」はあるのか/精神科医不足と構造的問題/存在価値、存在意識を持てるか

第三章 薬物だけに頼らないうつ治療
内観法/幻覚、妄想が消えた/脳生理学上の変化/パソコン依存/顔つきが目に見えて変わる/腹を切り刻む/罪悪感/ネガティブな観念ばかりを増幅させる/前世療法/催眠療法/不完全であることが完全/エネルギーの枯渇/プラス思考の落とし穴/うつを治すのはあくまで本人/うつは自己変容を促している

第四章 心と感情――その不可思議な世界
心が体に与える影響/嘆き悲しむことは健康によい/感情を抑えさせる教育/自然な感情と不自然な感情/「生きる」こと自体が攻撃のエネルギー/強制入院/主治医の心ない一言/二十年分の怒り/イライラ感を大事にする/体外離脱/意識の変容/他者はいない

第五章 感情をいかにコントロールするか
心を“いま”に連れ戻す/感情を味わい尽くす/呼吸法と健康/“織田流”呼吸瞑想法/「アイデンティティ」の盲点/妄想は出るにまかせろ、去るにまかせろ/スポーツと心の健康/ジョギング瞑想/運動は生命エネルギーを循環させる/半眼/頭ではなく、体を疲れさせる
 
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