素人による創造
15733 科学における潜在思念注視の動き
 
仙元清嗣 ( 53 京都 建築家 ) 01/11/09 AM00 【印刷用へ
>単調で基礎的な事実の積重ねから「規範」を構築していくには、何らかの別のファクターが必要である。(15306三宅さん)<

私も一緒に考えたいと思います。まだ少数ですが科学の専門家の中にも科学と社会のあり方を模索しようとする動きがあります。

学問と日常,科学と社会の対立,価値観の違いをどのように解消するかという命題について生命科学者の立場で中村桂子氏は次のように提言されています。

>一つは、社会の価値観を見直すこと。効率重視で生命軽視の状態から生命を重視する社会に移行することである。

>2つめはそのような価値観を共有したうえで、科学者と専門外の人々との話し合いで、新しい技術を使う時の手続きを決め、それに従って、行動する。つまり、価値観の見直し、価値観の共有、わかりやすい手続きの三つが不可欠なのだ。
 
また,京大名誉教授河合隼雄さんは次のような考えを表明されています。

>自分から切り離した実在について追求しているのが自然科学的な研究ですね。それに対し,もう一つの考え方は,自分を入れこんで見るということになるのでしょうか。・・・・・自分を切り離して考えた実在を研究した科学は普遍性を持っているということになるから,それでそちらが正しいという事になり,自然科学的な態度を自分も含めたものにまでも適応しようとし始めたわけです。しかし,そういった自然科学的人生観・世界観は,私はおかしいと思っているんです。それは自然科学ではなくて,じつは自然科学教という宗教ではないか。しかも,その自覚がないからよけい始末が悪い。

以上のようにまだ規範が形成される以前の段階に留まっていますが,少し科学の本来あるべき方向を示唆してくれているように思います。

中村氏の「価値観」も河合氏の「自分を入り込ませたリアリティー」いずれも言葉は違いますが共通するものを感じます。

いま科学においても,るいネットで言われる潜在思念に照らした事実の積み重ねを求められているように思います。すなわち専門家が潜在思念を取り込むことによって素人の地平に立ち至り,素人は科学を自からの課題とする視点を獲得して,自ずと本源科学の規範が形成されていくのではないでしょうか。

 
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15851 自らの課題としての科学 酒井裕志 01/11/10 AM00

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