共同体社会の実現
157287 マスコミこそ共認不全の元凶
 
07/07/20 PM11 【印刷用へ
>社会は、人々の共認によって形成されている。実際、この社会を動かしているのも、この社会を統合しているのも、全ては人々の共認に依っている。従って、社会を統合し直すために最も重要なのは、人々の共認内容=認識を変革し、新たな共認内容を形成してゆくことである。<

私権時代であっても私権や身分を共認(強制的だが)することで、社会は統合されていた。また、私権や身分が強制的に共認させられていたと言うことは、誰に対してもその強制圧力が掛かっていたことを意味し、ことさらそのことをお互いに確認する機会など必要なかったのだと思う。(世間はそういうもんだという常識でかたが付いていた。)

しかし、現在はそうした共認が、貧困の消滅を契機に崩れてしまい、新たな共認内容を誰もが探しているという感じではないか。そして、問題なのは、共認内容を探しているにもかかわらず、共認内容を確認する機会も場も著しく少ないと言うことだ。

つまり、現在の諸問題は問題の内容は様々でも、その根っこには共認不全を孕んでいるのではないかと思う。

環境問題などの社会的不全は、マスコミによる事実の歪曲、捏造によって、何が事実かという共認が阻害されている。また、猟奇的な事件も、直接的には犯人の自己中だが、その背後には事件を起こすまでの膨大な周囲との共認不全を抱えている。そして、その共認不全の原因もマスコミの発信する個人主義思想に基づく観念群である。

とりわけ悪意を感じてしまうのは、マスコミ(アメリカの画策)により、政治的動向が恣意的に情報操作で歪められ、売国政策に突き進む。そして、売国政策である以上、何をやっても世の中は変わらない(もしくは悪くなる)という「あきらめムード」を作り出したことだ。

>つまり、国家の主柱を成す力の序列⇒身分制度が表面上は無くなっても、他に代わるものがないので、これまで社会を統合してきた国家機関を、人々が仕方なく統合機関として共認することによって、統合機関としての面目を保ち、今も社会を統合しているに過ぎない。<32086


かつて、マスコミは「国家権力の暴走を監視する」と言ってはばからなかった。しかし、実は彼らが、役に立たない(どころか売国政策の)国家機関を「仕方なく統合機関として共認」させている張本人であることは許し難いものがある。

マスコミこそ共認不全の元凶なのだと思う。


現在、インターネット上に様々な社会問題に対するブログや良質サイトが出来ている。そのブログやサイトへ参加する活動こそ、マスコミに替わる「認識形成の『場』を構築することこそ、真の社会活動である」
そして、認識形成サイトとは共認形成のサイトでもある。
 
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169867 認識形成の場では情報は統合されていく 柳瀬尚弘 08/01/28 PM09

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2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
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近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
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