健康と食と医
157132 現代人は「食べすぎ」である2〜人類は飢餓の歴史。空腹と免疫力の関係〜
 
福島健 ( 34 設計 ) 07/07/18 PM10 【印刷用へ
(中略)人類も、その300万年の歴史のうち、299万年9900年以上は飢餓と背中合わせに過ごしてきたといってよい。(中略)人間の60兆個の細胞はほぼ100パーセント、そのエネルギー源を糖にたよっている。よって血糖が低下したときの低血糖発作(イライラ、不安、ふるえ、失神)は存在するが、低タンパク発作や低脂肪発作などは存在しないわけだ。

飢餓、空腹で血糖が低下したときに、血糖を上昇させるように働くホルモンは、グルカゴン、サイロキシン、アドレナリン、ノルアドレナリン、コルチゾール・・等々、10種類近く存在しているが、食べすぎて血糖が上昇したときに、それを低下させるホルモンはインスリンしかない。このことにより、人類は、空腹には慣れており、食物がないときに生命を永らえる術を悉知しているが、満腹=栄養過剰になったときには、どう対処したらよいかわからないため、糖尿病、高血脂症、脂肪肝、高尿酸血症、高体重などの「高」のつく栄養過剰病=生活習慣病に陥っているといってよい。

生命を守り、健康を維持し、病気にかかった場合、それを治す力を免疫力(文字どおり、疫=病気を免れる力)というが、この免疫力も、人類の歴史上、はじめて経験する「飽食」=栄養過剰によって、低下・減衰しているのである。

(引用おわり)
_________________________________

免疫力の主役は白血球ですが、著者の実験によると、人の空腹時と満腹時では、空腹時のほうが格段に白血球の貪食・殺菌力が上昇していたという。

これは、満腹時では血液も胃腸から吸収された栄養分で満たされるため、その中を遊走している白血球もそうした過剰な栄養分(これも病原菌と同じで身体にとって余計なもの)を食べて満腹になり、逆に空腹時になると血液中の栄養分も減るため、白血球は病原菌やアレルゲン、がん細胞を貪食するためであるとのことです。

人類の99%は飢餓の歴史。その逆境が身体の免疫力を維持して来たのです。
 
  List
  この記事は 157127 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_157132
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
288327 7組に1組のカップルが不妊という時代。不妊の原因は?食べすぎによる生命力の低下。 嶋崎鮎実 14/03/14 PM07
243630 人類の99%は飢餓の歴史、その逆境が人類を進化させた。 たっぴ 11/01/08 AM08
174709 食べすぎになってしまう現代の生活 倉田慈満 08/04/22 AM03
174290 マクロファージも圧力=活力! 匿名希望 08/04/17 AM01
食べ過ぎだから免疫力が低下し病気になる 「Biological Journal」 07/09/25 PM08
現代人は「食べすぎ」である?〜人類は飢餓の歴史。空腹と免疫力の関係〜 「毎日のありがとう☆.。.:*・゜」 07/08/10 PM05

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、46年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp