生命の起源
157095 水素結合が生命体を維持するメカニズムとは?
 
田野健 HP ( 46 兵庫 設計業 ) 07/07/18 AM07 【印刷用へ
次にこの水素結合の最大の特徴について述べたい。

>生命現象は複雑な分子間の巧妙な相互作用によっているが、水素結合はそうした相互作用を選択的かつ効率的に行う上で極めて重要である。生物中での微妙なコントロールの大部分がこの水素結合によっていると言っても過言ではない。水素結合は共有結合よりずっと弱いが、むしろこの弱くかつ方向性を持つという性質は生体内で次々とダイナミックにコトを運ぶ上で非常に都合のよいものである。水素結合とは生命の活動を支える結合と言える。〜著書「暗記しないで化学入門(平山 令明氏)」から引用

平山氏の言葉を借りると最大の特徴は結合の弱さと方向性ということになる。生物の最大の特徴は”新陳代謝”である。常に新しいものを体内に入れて、古い物質を排出する。それによって外圧に適応して生命を維持するというシステムをとっている。
特徴である結合の弱さはこの代謝を支え、常に同じ方向性を持つという性質は再生(新陳)を担う。生物のシステムは水素結合によって維持されているのである。これが金属結合や共有結合のように固定化されたものであればそうはいかない。

この性質を使い、たんぱく質やDNA鎖も全てこの水素結合で成立している。そして何より水素結合は生物を育む安定分子構造の”水”という液体を大量に作り出したのである。
 
  この記事は 157093 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_157095
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
182378 水素結合は、ゆるーい結合 藤野晴子 08/07/30 PM01
水の特徴、物性を探る3  水の沸点は100℃なのに、常温で洗濯物が乾く (蒸発、気化する)のはなんでか?  〜『水素結合』がもたらす、水の特性〜 「自然の摂理から環境を考える」 08/05/24 PM05
水の特徴、物性を探る。その2 水の存在様式(固体・液体・気体)の不思議 「自然の摂理から環境を考える」 08/05/11 AM01
生命体の中で起きる水素結合とは 「Biological Journal」 07/07/31 AM01
水が無ければ、分子が出会い、生命が誕生することは無かった 「Biological Journal」 07/07/31 AM00
なんでや劇場に向けて〜【仮説】なぜ細胞は分裂するのか? 「ブログ de なんで屋 @東京」 07/07/21 PM10

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 滅  亡
 第四部 : 場の転換
 参考文献

「合同板」必読記事一覧
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
私権社会の打破のために
遺伝子の共同体
「利己的な遺伝子」を切開する 1
「利己的な遺伝子」を切開する 2
実現論の形成過程
闘争と生殖の包摂@
闘争と生殖の包摂A
自我が邪魔をして心を開けないセックス
近代思想の結果が、現代
転換期の女たち
夜這い婚
漱石をねじ曲げる「奴隷」たちへ
「自我=エゴ」を制御するもの
相手尊重の意識の原点は?
規範意識の形成の土台は? 
大転換期の予感と事実の追求
現代の神官=社会統合階級の欺瞞
個人主義者の詭弁 個人と自我
個人主義の責任捨象と言い逃れ
現状の経済システムに問題あり

『るいネット』は、35年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp