生命原理・自然の摂理
154963 単細胞→群体→多細胞?
 
雪竹恭一 ( 44 大阪 営業 ) 07/06/22 AM07 【印刷用へ
単細胞から多細胞への進化がどのように起こったかについては、諸説あり、定説が定まっていないらしいが、その過程で群体という形態が関連している可能性は高いだろう。

>群体というのは、無性生殖によって増殖した多数の個体がくっついたままで、一つの個体のような状態になっているもののことである。
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単細胞生物の殆どは細胞分裂による無性生殖だから、原始的な群体というのは、単細胞生物の集まりであったと推定していいだろう。例えば、単細胞の藻類には、それぞれ互いにつながっているわけではないが、一つのまとまった形を取るものがある。(ボルボックス、ユードリナなどの仲間、クンショウモ、イカダモ、アミミドロなど。)

>ボルボックスの群体は、直径数百μm程度の球状の体をしている。数千個の体細胞からなる一層の細胞層があり内部は中空になっている。体細胞は2本の鞭毛を持ち、この運動により水中を能動的に移動することができる。
>無性生殖は、群体の内部に新しい群体が生じることで行われる。体細胞層の内部にはゴニディア (gonidia) と呼ばれる生殖細胞がある。この細胞には鞭毛がなく、運動能をもたない。

>春から秋にかけて無性生殖で繁殖し、環境が悪化してくると有性生殖を行い、乾燥を耐える接合子を形成し冬を越す。春になり環境が良くなると発芽し、再び無性生殖を行う。
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ボルボックスの例では、群生の段階でも、外側の体細胞が運動機能を担い、内側の体細胞が生殖機能を担うというような機能分化が見られる。

環境がいい時には無性生殖で、環境が悪化してくると有性生殖になるというのは、外圧が厳しいほど、細胞間の役割分化が促進されるということを示唆している。

おそらく、単細胞→群体への進化というのは、同類間の協力関係を強め、機能分化を促進することによって、厳しい外圧に適応するという戦略であったと考えていいだろう。(→それが多細胞化につながっていった可能性は高いのではないだろうか。)
 
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