原始共同体社会
15409 縄文時代の同類緊張圧力
 
細田卓司 ( 中年 香川 技師 ) 01/11/06 AM00 【印刷用へ
>その絶対的必要とは=同類闘争である。同類闘争に備えようとすれば、あるいは対抗しようとすれば、必然的に規模の拡大or連合が必要になってくる。あるいは指導層や戦闘部隊 が必要になってくる。
 そう考えれば、彼らが海に向っていた事も、矢倉=敵に対する監視塔の存在も、海への道路=部隊移動のため、も一定説明がつく。(15164北村さん)


三内丸山の津軽海峡をはさんだ対岸は北海道函館ですが,そこにも三内丸山に匹敵する可能性のある巨大縄文遺跡があります。

「サイべ沢遺跡」

>縄文時代前期初頭頃から中期末頃(約6,500年から4,000年前)にかけての大規模集 落跡と考えられています。 この遺跡の沢寄りの場所から、昭和24年の発掘調査により発見された円筒式土器(下 層・上層)は、7つの文化層に分かれ、東北地方の円筒土器文化の型式とほとんど同― のものとなっています。遺跡は、約30へクタール程の広がりがあると推定され、内容 的にも青森市の三内丸山遺跡に匹敵する可能性を秘めていると考えられます。


上記は,三内丸山とほぼ同時期なのですが,函館には他に縄文早期からの定住集落が見つかっています。中野A遺跡と中野B遺跡は函館空港の近くで宮の川の対岸にあります。

「中野A遺跡」

>縄文時代早期前半から前期初頭頃(約9,000年から6,500年前)の集落跡などが見つ かっています。 縄文時代における集落の跡としては、函館市内はもとより、北海道内においても最も 古い時期のものの―つにあたります。特に、津軽海峡の対岸、下北半島の物見台遺跡か ら発見された、貝殻で付けられた幾何学文様の尖底土器や北海道東部地方の平底の土器 と同様なものが見つかるなど、遠方との数多くの交易の姿を知ることができます。

「中野B遺跡」

>縄文時代早期後半から末頃(約7,500年から7,000年前)の大規模な集落跡が見つか っています。 この遺跡からは、600軒を超える竪穴式住居跡が見つかり、国内の縄文時代早期の遺 跡では最大級の集落跡といわれています。中でも、網のおもりとみられる石錘が大量に 見つかるなど、漁業を生業としていたことを物語っています。また、津軽海峡を挟んだ 下北半島の遺跡などに見られるものと同様な尖底・平底の土器が大量に見つかっていて、活発な交易が行われていた様子を知ることができます。

遺跡の解説は函館市のHPによる
URL→リンク


三内丸山とは敵対的な関係であったのか,友好的な関係であったのかは,分かりませんし
三内丸山よりはるかに古くからの海をはさんだ他地域との交流は,贈与関係であったのか交換・交易関係であったのかも不詳ですが,これだけの巨大集落が海峡をはさんで向き合うとすれば,明らかに同類緊張圧力は存在したと考えられるのではないでしょうか。


>小規模集団に比べて、統合上色々面倒な手段が必要になってくる。つまりある意味で一体化を損ないかつ「余計な」仕事が増えてくる。(15164北村さん)

この大集団統合という「余計な」困難課題を達成する為に,縄文人たちは,共認機能観念機能をフルに発揮し,能力ヒラルキーに基づく多段階変成の集団組織を形成したのでしょうが,このような共認,観念機能の発揮は同類緊張圧力が存在するという前提抜きでは考えられないのではないでしょうか。
 
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「贈与」に何を学ぶべきか!〜3、巨大集団の交流はなんのため? 「縄文と古代文明を探求しよう!」 10/02/07 AM04
15739 三内丸山に階層は存在したのか? 橋口健一 01/11/09 AM00

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