>3.ところが、社会に対する否定意識や自我・性に対する拘泥は、この時代(とりわけ知識人)に共通する潜在思念である。従って、この偏った(誤った)「構造観念」が(主に知識人に)共認され、権威化されてゆく。
>18717
偏った(誤った)「構造観念」は、結局は社会を統合できないにも関わらず、知識人の否定意識や自我に拘る潜在思念によって権威化できた。
そして権威化すればするほど、人々の潜在思念にまで否定意識や自我が刻印されていく。
こうして偏った構造観念はますます権威化し、絶対化していく。
この二重構造は、否定意識や自我の出所となっている貧困が消滅しない限り、無くならない。
つまり、貧困が消滅した現在、真っ当な構造観念を創り出す可能性が万人に与えられたということだ。
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