学者とマスコミはグルで頭脳支配
150930 「利己的遺伝子」も「ミーム」も宗教を批判するための道具に過ぎないのでは?
 
橋口健一 HP ( 44 大阪 技術者 ) 07/05/04 PM01 【印刷用へ
彼は何故、わざわざ「利己的な」という比喩を遺伝子に付けたのか?

彼の興味・関心は科学的な追求よりも何か別の所にあるのではないでしょうか。日本人には分かりにくいのですが、欧米では未だに「科学と宗教」の対立が根強いのかもしれません。彼の目的が宗教批判の延長としての科学至上主義の共認支配にあるとしたら、これほど迷惑な話はありません。

その一端が最近の彼のインタビュー記事からも伺えます。

>どうして僕達は地球上に存在するのだろう? リチャード・ドーキンスにはあまりにも簡単な質問だ。この白熱したインタビューで、この高名な生物学者は宗教は害悪であり、そして神は子供の空想なのかもしれないと主張している。

>科学と宗教の凄まじい討論において、リチャード・ドーキンスからの莫大な影響はこれ以上無いほど大きい。英国の科学者であり最高の対宗教検察官であり -- ある雑誌は「ダーウィンの犬」と呼んだ --、そしてもっとも世界で有名な無神論者。ドーキンスはかつてアメリカ人道主義協会に対して「私が思うに、世界でもっとも酷い害悪の一つは強い信仰によって作られ、それは天然痘ウィルスと比べても根絶が困難だ」と言った。

(中略)

>-- あなたは少年の時に教会へ通っていたと書きました。無神論者になったのはいつの事でしょう?

>私は 9 才の時にこの世界には多くの異なった宗教があり、それらが全て正しいなんてことは有り得ないことに気がつき、疑いを持ち始めました。私がそうやって成長したのはまったくの偶然です。私は 12 才ぐらいで一旦宗教へと戻り、最終的には 15,6 で宗教の元を去りました。

>-- 神と宗教は何ら知的なものでは無かったのでしょうか? そしてそれがあなたが宗教に反旗を翻した理由なのでしょうか?

>そうです、純粋に知性の問題です。私は「世界に邪悪が満ちているのに、どうして善良な神がいられるのか?」などといった倫理的な問題に頭を悩ませたことはあまりありません。私にとって、それは常に知性の問題でした。私はあらゆるものが存在するその理由を知りたかったのです。私は生物に対して特に強く興味を持ちました。そして私がダーウィンの学説に出会ったとき -- それはくらくらするほどエレガントで、そしてパワフルで -- 私はあらゆる種類の超自然的な力を説明に使う必要はないとわかりました。

(中略)

>-- 宗教の何が悪いのでしょうか?

>そうですね、宗教はあなたに虚偽を信じこませ、まったくもって説明になっていない説明で満足感をあたえようとします。そしてこれが特に悪いのは、科学による説明はとても美しくてエレガントだということです。多くの人々は、世界と生命のための科学に決して触れることがなく、それは非常に悲しいことです。しかし、もしも人々が対立する組織による企てにより妨げられているのであればそれはもっと悲しむべき事であり、それこそが多くの宗教の実態です。しかし、それは私が宗教に敵対する理由の最初の一つに過ぎません。

引用先
リンク

(参考)
彼の最新の著書のタイトルは、「The God Delusion」2006年9月11日発売。上記のインタビューは発売直後の内容だと思われます。

「The God Delusion」の邦訳は、『神は妄想である──宗教との決別』(垂水雄二訳、早川書房)、2007年5月25日刊行予定です。

発売まで待てない人は、shorebird さんがネット上で読書ノートを公開しています。 リンク

目次だけ見ても、科学に名を借りた無神論者の宗教批判という感じがします。
 
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