マスコミに支配される社会
150734 朝日の捏造・・・2 元社員の「証言」が真実か否かのウラも取らずに・・・
 
岡田淳三郎 ( 60代 大阪 経営 ) 07/05/02 AM11 【印刷用へ
マスコミは、その公共性の高さゆえに、その記事には客観性(事実性)・中立性が、強く求められている。

例えば、社団法人・日本雑誌協会の倫理綱領第2条には、
【事実を正確に伝え、記事に取り上げられた人の名誉やプライバシーをみだりに損なうような内容であってはならない】と明記されている。
また、社団法人・日本新聞協会の新聞倫理綱領では、
【記者の任務は事実の追究である。報道は正確かつ公正でなければならず、記者個人の立場や信条に左右されてはならない】と明記している。
更に、朝日新聞の記者行動基準には、
【出来事の現場を踏み、当事者に直接会って取材することを基本とする】【独立性や中立性に疑問を持たれるような行動をとらない】【記事が特定の個人や法人などを批判する場合、その当事者の言い分を掲載するように努める】等の文言が並んでいる。

今回、週刊朝日は、「本格コースで思想教育をしている」というイメージを読者に抱かせる中傷記事を掲載した。しかし、その記事の「根拠」となっているのは、一部の元社員の嘘と歪曲に満ちた「証言」のみである。
云うまでもなく、その「証言」が真実か否かのウラを取るのは、ジャーナリストの鉄則である。現に、読売新聞は同じ「本格コース」を取り上げるにあたって、本格コースの授業の現場を取材し、その取材に基づいて本格コースを客観的に紹介している。(2006年2月23日付 読売新聞)
ところが、朝日の記者は、本格コースの取材はもちろん、本格コースの講師に対する取材もせず、悪意に満ちた元社員の「証言」だけを「根拠」に、記事を捏造し、掲載した。そこには、報道機関が保つべき客観性(真実性)・中立性の欠片も見られない。
どんな企業にも、悪意を持つ退社社員の2人や3人は居る。そのような悪意の(しかも嘘の)「証言」だけを集めて記事をかけば、その記事はその企業の実態とは全くかけ離れたイメージを読者に抱かせてしまうことになる。そして多くの読者が、実態とは全く異なるイメージを抱いてしまっている以上、そのような事実に反するイメージを作り出した週刊朝日は、まぎれもなく事実に反する捏造を行ったことになる。

改めて、朝日に問いたい。朝日の倫理綱領や行動規範は、世を欺く為のお飾りなのか?
そうではないと云うのなら、まずは朝日自身の手で明らかに倫理綱領や行動基準を犯している週刊朝日の編集長や記者を解雇あるいはそれに準ずる処分に付すのが筋ではないのだろうか。
かつては高い倫理性を保持していた朝日の「残存する良心」に期待したい。
                            続く
 
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