国家の支配構造と私権原理
149017 アボリジニのスキンネームは何のため?
 
戌年 ( 49 長野 会社員 ) 07/04/10 PM09 【印刷用へ
>男女それぞれ八種類のスキンネームは、世代が変わることで循環するようになっているから、どの人物にも、必ず自分が要求する権利をもつスキンネームの集団があり、逆に自分が命令に従わなければならないスキンネームの集団がある。結果として、どの集団も社会全体に対して絶対的な権威をもつことができない。中央集権的な政治機構をもたずに、社会運営が行なわれる。権力が一ヶ所に集中することがない、このアボリジニ独自の親族‐政治システムは、長いあいだ人類学者の関心を引いてきた。<

>このスキンネームシステムは、アボリジニの大きな特徴の一つとなっています。このシステムには、大きく2つの意味があると考えられています。
一つは部族間での対立を未然に防いだり、誰かの元に財や権力を集中させないための、政治的なシステムとして機能していること。<(リンク

確かにスキンネームごとに要求できる相手と、従うべき相手が決まっており、それが数世代で一巡することによって権力の一極集中を防いでいるとも見て取れます。

しかし更によく考えてみると、もともとアボリジニの生活を見てみると、私有の意識はみて取れないし、したがって”権力"を一人締めしようとする意識そのものがないように思えます。(そういう「権力」という概念自体持っていないのでは?と思われます)

現代人の発想からみてしまうと、「権力」の持ち回り⇒一極集中の防止のような解釈になってしまいますが、むしろあくまで相互扶助の役割分担的な発想から出来上がったシステムとは考えられないでしょうか。
つまり、自分が要求できる相手とは、同時に自分が面倒を見るべき相手でもあり、自分が従うべき相手とは、その相手は自分のことを面倒見る義務も生じるといった関係です。

私権社会における「序列」的な発想ではなく、義務と権限の相互分担のような理解も可能ではないかと思います。
 
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149249 「スキンネーム」は、相手(他集団)発の役割共認システム ECHO 07/04/13 PM01

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