>●しかし、(素人の創造性を省みる事もなく)己の精練した言葉を人々(=素人)に共認して貰おうとするその根本姿勢は、初めから極めて統合階級的(もっと云えば、特権階級的)である。近代人に至っては、更にプロ志向的=私権追求的である。それだけではない。
共認して貰おうとするその根本姿勢は、作者(論者)自身をどんどん説明思考に引きずり込んでゆく。そして説明思考に陥った途端に本当の探求思考は消え失せ、代りに辻褄合わせの思弁や詭弁やごまかしが(要するに人々を欺く欺瞞の自我が)引きずり出されてくる。<
これを読んだとき、ある人が言っていた言葉を思い出しました。
「うーん、どう言ったらわかってくれるんかな〜」という言葉を発する事はタブーです。
これは、周りの共認してくれない仲間を否定し、『私は正しい、しかし、言葉で表現できないだけである』という主張しているという状態。
事実なら自然と共認される。
共認されないということは、中身追求が不十分であるということ。
共認してもらうために・・・と考え始めた時点で、ずれているのだと認識する必要がある。
そうやって相手の反応を素直に受け止めて、軌道修正していける人はだからこそ強いのだと思いました。
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