>旧体制(国家と市場)自身が行き詰まって終った今、国家や市場に要求しても事態を悪化させるだけであり、その様な欺瞞的な社会運動は早晩旧体制と運命を共にすることになるだろう。32085<
旧体制が行き詰まる以前、すなわち私権が元気な頃は国家や市場に要求するだけの「社会運動」も確かに有効だったのだと思います。
というより、私権という収束先(答え)が鮮明な時代であれば、、国家、市場への要求の内容もまた既存の統合軸である「私権」の延長に過ぎず、そこが、新たな収束先(答え)を模索し、ゼロから自分達の場を構築して行く活動と根本的に違う所だと思います。
要求だけの社会活動は、統合軸が鮮明、故に要求の中身が鮮明だったからこそ成立し得た活動であり、だからこそ統合軸が消滅した時代にあっては全く意味を成さないのだと思います。
これからは、統合軸そのものを自分達で作り出す活動が求められているのだと思います。
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