実現論を塗り重ねてゆく
146521 否定や自我に囚われた潜在思念では偏った構造認識しか生まれない。
 
STP ( 43 福岡 技術者 ) 07/03/05 PM11 【印刷用へ
>しかし、彼らは貧困と抑圧の圧倒的な現実を前にして、強い否定意識⇒と潜在思念に近い感応観念(例えば、自由・平等・民主)を持って社会を「客観的に」対象化した「社会構造」を提示する事になる。当然、その構造認識は極めて一面的で、その上、人類社会の原基構造を成す原始人類⇒猿社会に関する基礎認識が極めて貧弱であり、とうてい社会を統合できる様な代物ではない。(18717

 強い否定意識を持った思想家の一人としてマルクス(1818〜83;ドイツ人)が上げられる。彼は資本主義の生み出した貧困と抑圧という現実に対し、原因が資本主義そのものの本質に根ざすことを科学的に明らかにし、資本主義に代わる新しい社会のありかた=社会主義社会への実現のために行動した。
 社会の形成と基礎を規定しているのは、生産様式という経済的要因であり、それが社会の上部構造(制度等)を規定している(=唯物史観)と考えた。社会を動かす主体は、生産力を支配する特定階級であり、資本主義においては資本家階級が支配階級であると説いた。そのため、社会を変えるには、この支配階級を変えるための階級闘争が必要であると解いた。

 マルクスは、人間は本質的に社会的動物あるいは他の人間と結びついた「類的存在」とか、労働の重要性など着眼点は納得できる点もあるものの、それが近代思想や支配階級の否定に向かい、実現基盤を提示できなかった。生産関係が根底ではなく、生存圧力を基盤にした私権意識を明らかにすることが出来なかった。それは何故か?

>否定や自我に囚われた潜在思念が(20世紀を通じて)基本的に変わらない限り、それらに基づいて作られた「構造認識」が基本的に変わらないのは、当然である。(18717

 否定や自我に囚われた潜在思念が変わらない限り社会を変える構造認識は作れない。それは、思想家のみならず、大衆の意識も否定意識から脱却できないからである。
 
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2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
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7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
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