>さしあたっての目標=対象は「匿名投稿を媒介に浮き彫りにされる邪を封鎖すること」であり、大局的にはあくまでも「この行き詰まった世の中を変えてゆく」ことであるはずです。(大森さん)
改めてこの視点は重要だと思います。
現在のネット世界に於いては、個対個の自我・私権圧力が主流で、大森さんが言われるように自我が自我に呼応する潰し合いに終始し、社会を変えていこうという方向にはほど遠い場と感じます。
社会的な共認圧力が届かないバラバラの個人が主体の場では、社会変革はおろかその社会(=現実)に対する対象性(事実認識)をも失っていく危険性を感じます。(現実にそのような事件が続出しています。)
現在この会議室では、社会変革という共通課題、そしてその過程で措定された具体課題である「ネット改革課題」を通じて、皆さんの様々な意見により、実感・潜在思念が捉えるプラス価値(事実認識)が積重ねられ、その共有(=共認)が広がっています。また更に、共認の対極にある他者否定・自己正当化の自我の温床である騙りサイトに対する敵共認も高まってきています。
今回、「具体的な敵」を措呈することで非常に高まったこのプラス価値(事実認識)の共有こそ、共認圧力として「この行き詰まった世の中を変えてゆく」大きな力になり得ると改めて実感しました。
この共認圧力の働く場の形成こそ, 自我・私権圧力を封じ込め、社会をありのまま捉えようとする対象性を養い、この閉塞感を何とかしたいと言う思いを喚起させる必要条件ではなないかと思います。
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