共同体社会の実現
143777 生存機能としての『必要か否か』という判断機能
 
多田奨 ( 30代 東京 建築士 ) 07/01/31 PM00 【印刷用へ
>この『必要か否か』という判断機能は、存在(本能・共認・観念)を貫く、極めて基底的な地平にある判断機能である。あるいは、全ての生物に備わっている不可欠の生存機能であると云っても良い。33995


「全ての生物に備わっている不可欠の生存機能」という箇所が、ちょっと「?」でした。
『必要か否か』と聞くと、なんだか、必要がないものを選択する余地が残されているように解釈してしまったからです。

でも、考えてみれば、
厳しい生存圧力に晒されている生物は「必要がない」ものをあえて選択することなど絶対にありません。そのような状況下で「必要がない」ものを選択してしまったら、間違いなく死んでしまいます。
生物が収束する可能性とは、絶対的に『必要』と判断した可能性であって、その判断を誤れば死んでしまう。まさに、自らの生存に関わる判断機能。だから「不可欠の生存機能」と仰っているのだと思います。

翻って、
必要か否かの判断を全く行っていなかった(私権時代の)我々を思いなおしてみましょう。
たとえ不要なものであっても「私権だけは絶対に必要」なのだから、本来的に考えれば不要なものであっても、人工的に作り上げられた価値に我先に飛びつく。その結果、起こった深刻な事態はここ るいネットで数々語られています。

私たち人類も生物の一種。
人類だけが特別などということはありえません。
もう一度、『必要か否か』という生物の最基底の判断に立ち返り、みんなが絶対的に『必要』と判断する可能性を見出す必要があります。
原点に立ち戻らない限り、今起こっている様々な問題も根本解決には至らないと思います。
 
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