共同体社会の実現
143184 市場成立以前に快美幻想の共認があった?
 
志水満 ( ♂ 東京 会社員 ) 07/01/24 PM03 【印刷用へ
>交換取引は、武力闘争(およびその帰結たる身分制度による私権拡大の封鎖)からの抜け道として登場した。それどころか、最初に交換関係が登場した動機は、額に汗して働くよりも、(相手にこの品物が大きな可能性を与えてくれると信じ込ませることさえ出来れば)交換によって得る益の方が、ずっと大きいからである。<30709

金や宝石等の装飾品が、何故交換取引の交易品となったのが疑問でした。

金や宝石等の装飾品は、普通に考えると闘いには全く役に立たないし、日常的にも必要なものではない。
役に立たなくて必要でないのに交換価値があることになりますが、それはこういった装飾品が、市場成立以前に支配者たちにとっては既に快美幻想の共認の対象になっていたからだと思われます。

>実際、古代市場も、女の性的商品価値を一層高めてくれそうな宝石や絹や毛皮を主要な交易品として、拡大していった。<30709

たとえば吉野ヶ里遺跡は弥生時代(紀元前3世紀〜?)の遺跡ですが、必要な土器、青銅器、鉄器、木器、以外に勾玉や管玉などのアクセサリー類など、 装飾品がたくさん出ています。このあたりでは採れない遠方のものもあります。建物群では貯蔵庫と推定されるものが大半を占めていて豊かな生活が伺われます。この時代既に装飾品は支配階級の上流層に広まっていたと思われます。

貴金属や宝石の起源はいつかわかりませんが、まず武器を造るための技術は発達しその副産物として発見されたのがはじまりではないでしょうか。闘いに必要な武器を造るためにまず銅鉱石を製錬していたが、その銅製品を精錬している過程で金や銀が副産物として取れます。金や銀は武器には使えないが、それは部族集団の技術力の証となります。それが権力の象徴となり、富の象徴となったのではないでしょうか。

>市場の真の起源は、私権闘争の抜け道としての、快美幻想の共認、<30709

最初は支配者だけのものであった快美幻想の共認が、集団の評価共認の統合指標として収束するようになる。
そうしてまず集団の成員の頭の中に快美幻想の共認が実際の市場以前にできつつあったのではないでしょうか。
それらの快美幻想の共認に応えるために最初の商人が登場し、それが現実の市場の起源となったのではないでしょうか。


 
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