本能⇒共認機能⇒観念機能
14152 共時一体感覚にささえられる文字による共認 1
 
本田真吾 HP ( 44 香川 建築家 ) 01/10/21 AM02 【印刷用へ
観念が記憶力の向上に重要な役割を果たします。例えば、りんごのような赤色の物体をみて、『赤』という『色』を記憶するには、りんごの様々な特徴から、赤という特徴(膨大な情報量がある)のみ取り出し『赤』という観念(非常に小さな情報量になる)に置き換えて記憶します。

そして、赤に関する何かを考えるとき、データ量の多い実態の赤を呼び起こさないで、小さなデータ量の『赤』という観念のみを呼び出し、その他の観念とつなげて統合することが可能です。そして、結果が実態のデータ量の多い赤にまつわる諸事実と整合していることを、最終過程で確認すれすむようになっています。

次に、文字が加わるともっと記憶量が増します。時間と人数の制約を超えて記憶が保持できるようになります。これにより、はなし言葉だけよりはるかに多くの人々に共認域を広げることが出来ます。時間も超えられますから、継続性も確かです。

しかしその反面、文字による共認には弱点も持ちます。それは、相手とつながっている実感が伴いにくいということです。また、私権時代では、強制圧力による共認(法律の共認)、共認対象への恒常的警戒心など本源的共認を阻害する要素の存在がそれを加速しているのも、もう一方の事実だと思います。
 
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