アメリカ→官邸→マスコミの共認支配を許すな
141104 日中国交正常化の背景(中国側の事情)
 
岸良造 ( 50代 香川 技術者 ) 06/12/27 PM08 【印刷用へ
■田中総理・周恩来総理会談記録 (1972年9月25日〜28日)
−日中国交正常化交渉記録−リンク

当時の新聞紙上面では、「日中国交正常化は、田中角栄の歴史的業績」と云う風に報道されていた記憶があった。
が上記『田中総理・周恩来総理会談記録』を読み、この条約の必要性は、中国側にあり、日本のメリットは少ない様に感じた。
この思いを確かめる為に色々なサイトを調べた。その結果納得出来るサイトを見つけたので紹介します。

>【中国は日本との経済関係を必要としていた】

   そもそも日中国交を切実に必要としていたのは、日本側では
  なく中国側であった。当時、中ソ関係は冷え切っており、国境
  線沿いに両軍合計2百万の大軍が睨(にら)み合っていた。19
  69年3月には中国東北部アムール川(黒竜江)上の小島・珍宝島
  (ロシア名ダマンスキー島)で初の大規模な武力衝突が発生、同
  年8月には新疆地区でも軍事衝突が起こった。
  
   ソ連はさらに「アジア集団安保構想」を提唱し、同時にイン
  ドとの連携を強めてインド洋でのソ連海軍強化を進め、中国包
  囲網を着々と築きつつあった。日本に対しても、シベリア開発
  計画への参加を求めて接近を図っていた。
  
   一方、中国は1958年から1960年にかけて毛沢東の「大躍進政
  策」の失敗により2、3千万人と言われる餓死者を出し、その
  回復に60年代前半を費やした。さらに65年秋に毛沢東が失地
  回復を狙って文化大革命を引き起こし、67年には全土が内戦に
  近い状態となり、工業生産は著しく低下した[a,b]。71年から
  始まった第4次五カ年計画において、実権を握りつつあった周
  恩来総理を中心とする実務派はなんとか経済態勢を立て直そう
  としていた。
  
   内には政治・経済の混乱を抱え、外にはソ連が着々と包囲網
  を築くという危機的状況の中で、周恩来は西側諸国との連携で
  活路を見出そうとした。幸運にもアメリカ側もベトナム戦争を
  終結させるために、中国との交渉を欲していた。
  
   経済面の立て直しには、日本の協力が不可欠だと周恩来は見
  ていた。金属・機械・化学など経済建設に重要な物資の輸入元
  として対日貿易は伸びつつあり、70年には中国の輸入の中で日
  本は20%を占めるに至っていた。中ソは争って、経済大国・
  日本を味方に引き寄せようとしていたのである。

以上引用リンク


中国の世界戦略を基にした周到な外交手腕を見るにつけ、日本の外交政策(田中派が政権をとる為に親中国派の大平派・三木派を取り込む為の政策の一つ)の貧弱性を痛感した。
私権原理で行動している大国の構造解明が正確にできるかどうかで日本の未来が決定される。今の日本の外交政策に危機感を覚える。
 
 
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