>彼らは恒常的に飢えの苦痛に苛まれ、いつ襲ってくるか分からない敵=首雄の攻撃に怯えながら暮らしていたが、それらの極度な不全感が生命の根源を成す適応欠乏を強く刺激し、生起させた。(実現論1_4_04)
このままじゃ生きていけないという極限状態。この非常に大きな外圧があったからこそ、原猿たちは、それまでは「周りみんなが敵」であったのに、「同じ弱ザルである=仲間」であると意識を転換することができた(生きてゆくためにそうするしかなかった)。
今、人間は、当たり前のように相手の気持ちを理解したり、共感したりすることができる。これは、原猿時代の敵→仲間という意識の転換が根底にあるんだと知った。 |
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