市場は環境を守れない、社会を統合できない
140249 グローバル化って何?
 
丸一浩 HP ( 40歳代 滋賀 農業 ) 06/12/15 PM11 【印刷用へ
>市場は、云わば国家というモチに生えたカビである。カビがどんどん繁殖すれば、やがてカビ同士がくっつく。世間では、それをグローバル化などと美化して、そこに何か新しい可能性があるかのように喧伝しているが、それも真っ赤な嘘である・・・(31251)

グローバル化と言われると、確かに下記のような思想に基づいた”素晴らしいもの”と考えられているように思う。
〜ウィキペディアより引用〜
●グローバリズムリンク
グローバリズム(Globalism)とは、地球主義とも呼ばれるもので、地球を1つの共同体と考える立場から共生を主張する思想。グローブは英語で球、すなわち地球を意味する語である。 また多国籍企業が国境を超えて経済活動を行う事を示して使用する事、20世紀末 - 21世紀にかけての唯一の超大国となったアメリカ合衆国が、アメリカ流(物事の仕方・やり方・流儀)を世界に広めるそのやり方(たとえば、イラク戦争)を示して使用する事も多い。
後者はしばしば各国の独自の慣習と衝突するものとして批判され、近年は国際会議の折などに反グローバリズムのデモが行われることがある。
「宇宙船地球号」というような表現は、世界が一つという認識に立つもの。〜引用終わり〜

しかし、実体は企業や大資本が世界全体を自らの市場と考え世界各国に進出、支配する為の”欺瞞観念”であると思う。

その実体をリンク「要するにグローバル化とは」より少し長いですが、引用、要約します。
まさに、市場、現在では多国籍企業やメジャー、ネオコン、ファンド、ユダヤ資本が国家を支配しこれが出来なくなって世界の全ての国を支配しようとする過程がわかると思います。

>多国籍企業は、各国の政府に対して、その政府が拒めないような要求を出し、ロビー活動を展開し、政治や政策をその目的に合致するように形成する。具体的には賃金水準を選び税率を指定し原材料の価格を設定する。
>世界最大の「経済力」は、国家ではなく多国籍企業である
>政府が多国籍企業のために道路や港湾、権力を提供するようになる。
>世界の貿易と生産の多くの部分がこのような強力な勢力にこれほどまで に影響されてしまっている現状を考えれば、「自由で公正な貿易」という 表現から、「公正な」という言葉が抜け落ちてしまっていることは容易に 見て取れる。公正さと市場支配とが両立することは稀である。
>多国籍企業は各国政府と政府間組織に影響
 多国籍企業は、たとえば世界銀行やIMFに民営化寄りの政策や姿勢を 決定させることにかかわることもしばしばある。WTOでは、多国籍企 業はWTOの規則や基準の制定に関わり、貿易紛争を処理する機関に影 響力を行使する。こうしたことになるのは、多くの場合、企業がWTO の会合に出席する政府代表団のメンバーに入っていたり、WTOの交渉 から企業が何を得たいのかを尋ねられるという現実があるからである。
>グローバル化を公共部門のアジェンダに
>企業グローバリゼーションが奉じるイデオロギーは、市場を規制から解 放すればするほど、そして経済を自由貿易と自由競争に開放すればする ほど、経済はより効率的なって繁栄するというものである。多くの国に とって、そして多くの国の多くの人々にとって、これは事実ではない。
>グローバル化のルールは、経済の開放、規制緩和、民営化
 企業グローバリゼーションは独自の一連の経済ルールを持っており、そ れは経済の開放、規制緩和、民営化を軸にして回る。幾多の人々がこの 新しいシステムによって残忍な仕打ちを受け、置きざりにされてきた。 グローバル化を19世紀の追いはぎ資本主義の化身と称する人々がいるの は、そのような理由からである。
>富の集中化
 相対的に少数の人々や企業が、グローバル化によって非常に金持ちにな った。2001年には、世界に497人の億万長者(10億米ドル以上の所得  者)がいた。彼らの財産を合わせると1.54兆ドルで、世界人口のうちの 貧しい方の半分の所得合計をはるかに上回る額であった。これらの金持 ちは、明らかに新しいシステムとの関わりが大きく、できる限りこのシ ステムを促進するだろう。所得と富の分布がいかに歪んだものになった かを示すショッキングな統計値がある。1960年には、米国の最大企業の CEO(最高経営責任者)たちは平均的な工場労働者の41倍の収入があ ったが、1989年までにはこれは85倍にまで拡大した。2000年までにさら に拡大を続け、その年にはCEOは平均的工場労働者の収入の531倍を 稼ぐようになった。1980年以降、労働者の平均賃金は74%上昇したが、 その間にCEOの所得は1,884%増加した。

>国際通貨投機家のパワー
 国際規模の金融会社は、新技術を利用して世界中の巨額の金を瞬時に動 かす。1日当たり約1.5兆米ドルを毎日である。これらの取引きの多く は、世界経済を円滑にするために行われるのだが、80%以上、おそらく 90%は投機目的のために行われていると推測されている。
 通貨の移動は、新聞の見出しに基づいて決定される場合が多いが、投機 家の決定によって影響を受ける国々や人々のためではなく、彼ら自身の 利益をどう左右するかについての彼らの勘に基づいている。利潤が彼ら のすべてである。突然の現金や資源の撤収によって雇用が失われ、地域 社会が荒廃することになったとしても斟酌しない。彼らの行動は、当事 国の経済的現実とはほとんど無関係である。
 しかし、通貨投機によって生じた混乱から抜け出すために、その後に各 国が行わなければならなかったこと(政府プログラムの民営化や、公共 部門の縮小、赤字をなくして予算上だけの黒字にするなど)に対して投 機家たちは大きな影響を及ぼしてきた。
〜引用、要約終わり〜
 
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140791 グローバル化が、国家と市場の共倒れを促進する 吉川功祐 06/12/22 AM11

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