共同体社会の実現
139694 力は無いけど良い思いはしたい。矛盾から始まった市場という抜道
 
アリンコ ( 26 東京 設計 ) 06/12/09 PM02 【印刷用へ
>つまり、共生(取引)適応はあくまで抜け道機能しか生み出さないのであって、それは闘争圧力に対する真の最先端機能ではない。従って、全体を収束⇒統合することはできない。
これが、市場が社会を統合する機能を持ち得ない、究極の理由である。(31251)

とありますが、なぜ市場が社会を統合できないのか。いまいちスッキリしていませんでした。
 そこで、発想を逆転させ、そもそも統合可能な原理は何かという視点で考えて見て、その原理に市場を当て嵌め成立するかどうか検証してみました。

 その為には統合可能な原理を抽出する必要がありますが、人類の歩みから見て見ると2の原理しか存在しません。

それは
@力の原理
A共認の原理
です。

次に「市場」の性格ですが、

>お金を作り出す市場は闘争圧力からの抜け道としての「共生(取引)適応」の存在である(31251)

とあります。具体的には力では勝てない。だけどいい思いをしたい。という思いから力の勝者をだまくらかして財を掠め取る行為が市場の始まりであり性格でもあります。
 キーワードは「掠め取る」。これが成立しないと市場は成立しません。不等価交換こそ市場の真髄です。

さて、この「掠め取る」という行為は2つの統合原理で成立するでしょうか?

@力の原理=独占の成立→掠め取り不可

A共認原理=皆の評価が価格を決める→掠め取り不可

残念ながら両方の統合原理に当て嵌めようとするとまったく成り立ちません。

2つしかない統合原理の中で成立することが出来ない市場。このことから社会統合機能を持ち合わせていない事が明白です。

市場は抜道にしかなりえないのです。
 
  List
  この記事は 31251 への返信です。
  この記事に対するトラックバックURL  http://www.rui.jp/tb/tb.php/msg_139694
  ※トラックバックは承認制となっています。

 この記事に対する返信とトラックバック
198758 敗者の一発逆転の手法が、掠め取り=市場 長谷暢二 09/02/01 AM00
173483 力の原理でも共認原理でも成り立たない市場 スガイク 08/04/04 AM08
147602 市場が社会統合上不可欠のように見えるのは,国家が介入しているから。 アリンコ 07/03/20 PM03
139706 幻想共認による不等価交換と序列上位の富裕層の存在がなければ、市場は成立できなかった。 かなめんた 06/12/09 PM05

[過去の記事へ]
[一覧へ戻る] [新しい記事へ]


◆実現論本文を公開しています。
 実現論 : 序  文
 第一部 : 前  史
 第二部 : 私権時代
 第三部 : 市場時代
 第四部 : 場の転換
 参考文献

 必読記事一覧
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
大転換期の予感と事実の追求
実現論の形成過程
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(1)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(2)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(3)
自考のススメ1.未知なる世界への収束と自考(4)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(1)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(2)
自考のススメ2.現代の不整合な世界(問題事象)(3)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
11.学校教育とマスコミによる徹底した観念支配と、その突破口(否定の論理から実現の論理への転換)
12.理論収束の実現基盤と突破口(必要なのは、実現構造を読み解く史的実現論)
近代思想が招いた市場社会の崩壊の危機
新理論を生み出すのは、専門家ではない普通の生産者
現実に社会を動かしてきた中核勢力
私権時代から共認時代への大転換
市民運動という騙し(社会運動が社会を変えられなかった理由)
民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
統合階級の暴走で失われた40年
大衆に逆行して、偽ニッチの罠に嵌った試験エリートたち
新理論の構築をどう進めてゆくか

『るいネット』は、47年の実績を持つ起業家集団・類グループが管理・運営しています。るいネットワーク事務局(Tel:0120-408-333, E-mail:member@rui.ne.jp