私権社会の婚姻制
138496 女の私有財産(私有意識)が、集団の利益第一意識を生み出すまで
 
山崎許子 ( 29 札幌 OL ) 06/11/26 PM01 【印刷用へ
>これまでの集団では、何であれすべて「共有」であった。
>父系に転換すると、持参財(家畜や家財etc)付きの女が集団に入ってくる様になる。
>この持参財は、持ってきた女の「私有財産(自分の集団のもの)」ということになる。
137902

この「私有財産」によって、嫁ぎ先における女の存在意義が決まった。
嫁いだ娘同士、この私有財産の多少からくる扱いの良し悪しをめぐって、利害意識も生まれた。
だから当然女は、この私有財産に収束できたし、利害意識に染まっていった。

そして女は、男たちに蓄財を期待(利益期待)していく。
それと同じように、娘の出身集団から嫁ぎ先の集団に対しても、
(娘の身を案じて、娘が生活に困ることがないようにと)利益期待がかけられていくことになる。

要するに、父系制に転換して以降は、女たち自身もその出身集団も、自集団の利益を拡大したいという期待に収束してゆく。男たちは、こうした期待を受けてゆく中で利害関係に染まっていった。(そして「自集団の利益第一」という意識になっていく。)

……こうして、私有意識の発生を辿ると、一つ見えてくることがある。
男たちは女たちの不安や期待を受け、それに応えるべく闘ってくれた。(女の期待の中身は何であれ。)
集団において女が充足できるかということを、男たちは必死に考えてくれていた。(何とか不安を治めようとしてくれていた。)
男は女の期待に応えないわけにはいかないんだと思う。そして、女が日常充足できるよう闘い続けてくれているのだと思う。
 
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