共同体社会の実現
138029 現在に続く市場時代の倒錯思考
 
柳瀬尚弘 ( 30代 神奈川 建築設計 ) 06/11/20 PM10 【印刷用へ
>性幻想を高める為の毛織物やレースをはじめとして、私権圧力下の解脱回路(主にドーパミン回路)が生み出す快美幻想がはびこり、生活全般に亙って快美(快適さや便利さ)を求める快美欠乏が上昇してゆくにつれて、その幻想共認が作り出す価格格差をテコとする市場はどんどん繁殖してゆく。
そして次には、その生産効率を上げる為の科学技術が発達してゆき、市場の拡大競争が生み出した侵略戦争→軍備強化への期待圧力が、その科学技術を更に大きく発展させてゆく。
この科学技術の発達による快美充足の可能性(快適さ利便さ)の実現こそ、中後期の市場拡大の原動力である。(30709


自分の暮らしてきた時代に当てはめても、貧困を脱して以降の70年代・80年代の世間の空気には、上滑りした軽さ含みで、上記の様な前進力は濃厚に漂っていた。

私権圧力は年々薄れても、開かれた私権獲得の可能性を背景に、何らか不全を捉えた途端闇雲に解脱回路に向かい、快美幻想を逞しくして快美充足を貪る。潜在思念が捉えた不全を鮮明にしないままの頭の働きは、旧観念の倒錯そのもの。

日々の科学の進歩と共に一層の利便性を享受してきた現実の下、この、潜在思念を切り離した観念の用い方、思考回路は現代人に深く刻印されていると感じる。

強烈なイデオロギーなど無く、快美欠乏を貪るエネルギーは色褪せた現在も、潜在思念に蓋をした状態は続いている。状況認識の最先端で、無意識のうちに潜在思念とかけ離れた思考に陥る原因として、刻印されたままの市場時代の思考構造の存在は大きいと思う。

潜在思念が捉える不全が大きくなっても、まず個人の快・不快を基点とした幻想を辿る思考のままでは、自分発の思考からは決して脱せず、現実は捉えられない。

その思考を構造として認識できなければ自覚も出来ず、塗り替えることも適わないが、思考の生成過程も含めた歴史構造を辿ると、その存在も事実として知覚できる様に浮かび上る。
 
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