否定脳(旧観念)からの脱却
1368 あなたは、その自由で何をするのですか?
 
野田雄二 ( 39 大阪 営業 ) 01/03/14 PM03 【印刷用へ
>近代においても、『力関係を基盤にした秩序規範』というこの構図は、何ら変わっていない。例えば、力関係の弱者が社会主義や全体主義へ行くしかなかったのに対して、強者が「個人の自由」を謳歌し、弱者を悪者視するという構図がそれである。ここでは、「個人の自由」という観念が秩序規範の役割を果たしている。

 という、四方氏の投稿に加えて、もう一つのタイプがいると思います。

 賃金奴隷でありながら自意識だけは肥大している人たちです。

 現実社会では、賃金を得るために労働を切り売りし、社会全体にかかわるようなことは何も出来ない。(ここまでは、殆どの人が当てはまるでしょう。)加えて、自意識だけが、やたら高く自分が単なる賃金奴隷であることは認めたくないし、かといって身近なところで、他人や社会のために何かやるのは真っ平ごめん。

 こんな人たちは、自分が高尚な存在であることを証明するために、個人の自由こそ至上の価値であると声高に主張しなければならないのです。

 個人の自由といっても、その高尚な自由の中でやっている中身は、奴隷としての賃金の範囲で、車を買うとか、ブランド品を買うとか、旅行に行くとか、まあ、社会にとってはどうでもいいようなことばかりなわけです。

 自意識の高い人ほど、その具体的中身の無内容さを糊塗し、自分は高尚な存在であると思いつづけるためには、具体的中身は置いておいて、個人の自由こそが至上の価値だと声高に叫びつづける必要があるのでしょう。

 歴史的にみて、個人主義思想が武力支配に基づく封建主義解体の一翼を担ったことを私は否定しません。
 しかし、もはや現代において、自由は至上の価値ではなく、思想の自由や職業選択の自由や結社の自由を生かして何をすればよいのかを模索する時代に入っているのだと思います。

 いまだに、個人の自由こそが至上の価値だなどと古臭いことを言っている方に問いたい。

「あなたは、その自由で何をするのですか?」
 
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