マスコミに支配される社会
136086 世界に通ずる一級品
 
阿部佳容子 ( 44 大阪 営業 ) 06/11/01 AM00 【印刷用へ
>それからその、ロケーションが終わると、普通の監督なんかパーッと帰っちゃいますが、小津さんはやりません、絶対そんなこと。そりゃもうみんな帰って、スタッフなんかも帰しちゃって、電気がどうなってるかなんて手伝うんですね。で、「後、うまくきれいにしてくれよ」って言ってよこす。ですから、ロケマネはね、広場でもなんでもエキストラを雇ってましたよ、掃除するエキストラを。ですからロケーション終わった後はみな動く。掃除して、そして引き揚げましたよ。そういうふうに几帳面にやっておられることが結局、映画でも出て来るんじゃないですかねえ。

〜蓮實重彦「監督 小津安二郎」 厚田雄春(撮影監督)へのインタビューより〜

テレビやネットが登場する前の、大衆の中の共認装置と言えば映画だろう。ヒトラーやスターリン、ムッソリーニは、映画のプロパガンダ性を知り尽くしていたからこそ、あそこまで国家統制を敷けたのだ、というのは通説になっている。

海外で最も有名なこの日本の巨匠の作品は、好き嫌いはあれど、画面からにじみ出る清潔さ、端正な佇まいでは群を抜いている、ということに対しては、だれも異論はあるまい。

戦前からその死に至るまで(’62年)、彼の活動を支えつづけたひとりのスタッフの裏話は、もともと共認装置には「ごまかしはきかない」ということを裏付けてくれる。小津作品は、創造の産物として一級品であったという証左だと思う。

時代は変わり、現代は、ひとりの傑出した人物の力ではなく、普通のひとたち、みんなが発信することで自ずとごまかしが浄化されていく、パラダイム転換にふさわしい共認装置=ネットが開発された。

ネットの内でも外でも身を律して、この場を、みんなで、世界に通ずる一級品に仕立てあげていきたいと思う。

 
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自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(1)
自考のススメ3.自考力の時代⇒「少年よ、大志を抱け」(2)
1.これから生き残る企業に求められる能力は?
2.私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
3.市場の縮小と根源回帰の大潮流
4.共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流
5.自我と遊びを終息させた’02年の収束不全
6.同類探索の引力が、期応収束を課題収束に上昇させた
7.情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口
8.大衆支配のための観念と、観念支配による滅亡の危機
9.新理論が登場してこない理由1 近代観念は共認収束に蓋をする閉塞の元凶となった
10.新理論が登場してこない理由2 専門家は根本追求に向かえない
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