正力松太郎とは日本テレビの創設者。日本テレビ創設の裏には、アメリカCIAとの非常に強い関わりがあったことを明らかにした書物です。
以下、序章より抜粋
【ワシントンDCの郊外にある国立第二公文書館から衝撃的資料が出てきたのだ。「CIA文書正力松太郎ファイル」。(中略)中身にいたっては、CIAが極秘に正力を支援することを作戦とし、その実施のための必要書類の作成を命じたり、作戦に実施許可を与えたりしたというものだった。(中略)それは、一言で言えば、正力の日本へのテレビの導入はアメリカが政策として「仕組んだ」ものだった、ということだ。】
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目次:
序 章 CIA正力ファイルの発見
第一章 日本テレビ出生の秘密
第二章 反共スキームに飲み込まれた正力構想
第三章 日本テレビとジャパン・ロビー
第四章 心理戦のプロ集団ドゥマン・グループ
第五章 正力ロビーを操ったジャパン・ロビー
第六章 CIAを引きずり込んだドゥマンの士気工作
第七章 密約の崩壊
第八章 かくしてCIAと日本テレビはリンクした
第九章 1000万ドル借款バトル始まる
第十章 日本テレビ開局と怪文書
第十一章 吉田、正力つぶしに動く
第十二章 電電公社の逆襲
第十二章 心理的再占領体制下の日本
新潮社 2006年10月20日発行 |
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