収束不全:やりたいことが見つからない
134570 松下電器〜実務経験虚偽問題をどう見る?
 
田野健 HP ( 46 兵庫 設計業 ) 06/10/17 PM02 【印刷用へ
このようなニュースが先日報道された。

>松下電器産業 で業務用システム事業などを担当する社員33人が、国土交通省の外郭団体などが実施する国家資格の「施工管理技士」や、大規模工事での配置が義務付けられている「監理技術者」の資格を得る際に、必要な実務年数を偽って受検や申告し、計37件の資格者証を不正に取得していたことが12日、分かった。同社は今年1月から社内調査を実施し、10日に国土交通省に結果を報告。これら社員の合格と資格者証は取り消される。 リンク

資格を取得する為に実務年数は必要になる。概ね大卒2年程度の実務経験から専門の学部卒でなければ最大10年程度の実務経験が必要になるのだが、一般的にはその会社の仕事に従事していれば実務経験はあるものとみなされる。今回なぜ上記のような問題になったのか詳細はわからないが、おそらく内実を知る身内からのリークだと思われる。

もちろん虚偽の申請をすることは絶対に良くない事である。
資格試験を通過すればよしと、これまである意味大目に見られてきた実務経験の内実まで厳しい審査の対象となってくる。

姉歯問題を皮切りに和歌山県談合事件、その他多くのこれらに類する虚偽の申請や契約不履行への風当たりはこの間、急激に高まっている。交通ルール違反やタバコ問題へのバッシングもその延長に入ってくるかもしれない。

なぜ、最近これほどまでに何事も制約が厳格になってきたのだろう?

ひとつ言えるのはこの数年で社会が大きく変わったという事である。
規範が崩壊し収束不全から答え探索に向かう前に、一気に秩序収束に向かっている。そんな妙な潮流を感じる。
そんな中、虚偽や法令違反に対する圧力はしばらくはどんどん高まっていくだろう。

しかし、いろんな制約が厳しくなっていく中、世の中が良くなっているという実感はいっこうに感じない。虚偽や違反の取り締まりを厳しくしても社会は変わらない。本流である答え探索へ向かわなければ社会活力そのものが衰弱してしまう。
 
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