共認心理学:現代の精神病理
134568 チャべス大統領の国連演説(国連再建への意志)
 
レオンロザ ( 中南米 ) 06/10/17 PM01 【印刷用へ
『2006年チャべス国連演説』
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以下は、国際連合再建への意志表明の抜粋

>米国大統領は人々に語りかけるためにやって来ました――世界の人々に。

>そして米国大統領が世界の人々に演説している間に、人は不思議に思う。発言する機会が与えられたならば、世界の人々は彼に何を伝えるのか? 彼らは何を言いたいだろうか?
 南の人々、迫害された人々が考えていることを私は薄々感じています。彼らは、「ヤンキー帝国主義者、祖国に帰れ」と言うでしょう。もし彼らにマイクが渡され、米帝国主義者に一つの声で伝えることができるなら、人々はそう言うであろうと思います。

>この部屋(国連総会議場)にいる如何なる者も、この機構(国際連合)を擁護できるとは私は思いません。認めようではありませんか――誠実になりましょう。第二次世界大戦後に生まれた国連の機構は瓦解しました。価値がありません。
 この総会は単なる審議機関へと変えられました。我々は権威を持ちません。世界の悲惨な情勢に影響を与える権威を。これこそがベネズエラが再び、ここで、今日、九月二十日に、国際連合の再建を提案する理由です。

>昨年、議長、我々は決定的に重要であると我々が感じる四つの穏当な提案をしました。我々は責任を負わなければなりません。我々の国家元首、大使、代弁者は。そして我々はそのことを論じなければなりません。

>第一は拡張であり、そのことを昨日ルラはここで語りました。常任及び非常任、両分野に関する安全保障理事会の拡張です。新しい先進及び発展途上国、第三世界に新しい常任メンバーとしての機会が与えられなければなりません。これが第一段階です。
 第二に、世界の紛争に取り組み解決する効果的な方法、透明な意思決定です。
 第三点、皆が呼びかけているものである、拒否権として知られる反民主的な仕組みの即時廃止です。安保理の決定に対する拒否権です。
 最近の例を挙げさせてください。米国の不道徳な拒否権は、イスラエルが罰されずに、レバノンを破壊することを許しました。我々が呆然と見ている間に、我々の目前で、理事会の決議は妨げられました。
 第四番目に、我々が常に述べてきたように、国際連合の事務局長の役割と権威を増加しなければなりません。

>昨日事実上、〔アナン〕事務局長は別れの演説をしました。彼は過去10年間に、物事が更に複雑になったことを認めました。飢餓、貧困、暴力、人権侵害は一層ひどくなりました。これが国際連合という機構の瓦解と、米国の覇権的野心の途方もない帰結なのです。

>議長、数年前ベネズエラは国際連合内における戦いを開始する決心をしました。国際連合を認知することによって。その加盟国として、そして我々の声を、我々の見解を加えることによって。

>我々の意見は、国際体系の改革や平和の探求および威厳を代弁する独立した声なのです。この惑星の覇権的な勢力の迫害や攻撃性を非難する声。
 ベネズエラはこの様にして自らを提示しています。ボリバル〔南米独立の英雄〕の祖国は、安保理非常任理事国の議席を追求してきました。
 さて、これまで、ベネズエラが安保理の議席に自由に選任されるのを妨げる、米国政府によるあからさまな攻撃、不道徳な攻撃がありました。
 帝国があからさまに攻撃した故に、多くの諸国の確信を強固にしました。そして彼らの支持が我々を強固にします。
 メルコスールは圏として、メルコスールの我々の兄弟は、支持を表明しました。。ベネズエラは、ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイと共に、メルコスールの加盟国です。
 そして他の多くの中南米諸国、カリブ共同体〔CARICOM〕、ボリビアがベネズエラへの支持を表明してきました。アラブ連盟、全アラブ連盟が支持を表明しました。ほぼ全てのアフリカがベネズエラに対する支持を表明しました。またロシアや中国のような諸国や、その他が。
>ベネズエラを代表し、我々の人民を代表し、また真実を代表して、私は皆に心から感謝します。なぜなら、安全保障理事会の議席を伴ったベネズエラは、ベネズエラの意向を表現するのみならず、世界の全ての人々の声となり、尊厳と真実を我々は守るからです。

>以上全てに加えて、議長、そこには楽天的になる理由があると私は思います。詩人ならば「救いようのない程に楽天的」と言うでしょう。なぜなら、戦争や爆弾や侵略及び予防戦争、また民族の破壊とは別に、新しい時代の夜明けを人は見ることができるからです。

>シルビオ・ロドリゲス〔キューバの歌手〕が言うように、この時代は心を生み出しています。そこには異なる思考の仕方があります。異なる考えを持つ若者達がいます。そしてこれはわずか十年という期間以内に既に認識されたことです。「歴史の終焉」は完全に誤った仮定であることが示され、同様のことがパックス・アメリカーナ〔米国の力による平和〕と、資本主義の新自由主義世界体制についても示されました。この体制が更なる貧困をもたらすことが示されました。今日誰がこれを信じるでしょうか?
 現在我々が成さなければならないことは、世界の将来を定めることです。あらゆる所で夜が明けています。それをアフリカで、欧州、中南米やオセアニアで見ることが出来ます。私は楽観的な展望を強調したい。
 我々は我ら自身を、交戦する意思を、我らの認識を強化しなければなりません。我々は新しく又より良い世界を築き上げなければなりません。
 ベネズエラはその闘争に加わります。

>人々は、別の時代の幕開けを目撃するのです。15カ国グループ 〔G15〕、非同盟首脳会議は歴史的な決議を採択しました。
 だがここには、透明な状況での開かれた討論――50以上の国家元首――の後に採択された一連の決議があります。ハバナは数週間のあいだ南半球の首都となり、再び我々は新たな勢いを伴った非同盟運動を開始しました。
 そしてここにいる全ての人に私が要求することがあるとすれば、我が友よ、我が兄弟姉妹よ、それは新たな時代の幕開けのための非同盟運動に勢いを与える、あなたの善意を与えてほしい、と頼むことです。覇権を妨げ、帝国主義の更なる前進を止めるために。


 
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