雌雄分化した生物は環境の変化に対する適応可能性を大きくし、急速な進化を成し遂げた。人類も生殖過程は雌、闘争過程は雄という役割分担が環境適応を高くし生物として現在の興隆をみるに至った。
しかし今日の人類の雌雄分化の後退、中性化という進化は危険である。古代より積層したDNAはたかだか100年や200年で変異するはずがないのである。よって生物学的に見て男女同権論者が言う、「男女の役割分担は、社会によって作られた悪習である。」という主張は間違いである。
今我々はこういう認識の上にたって男女の役割分担を再確認しなければならない時期にさしかかっているのではなかろうか。元凶を女性の国政選挙における選挙権付与とする声もある。
家庭、公教育の場における男女の生物学の見地からによる共認作業、国家プロジェクトとしての男女の役割の再認識が必要であると思う。残念ながら現在の自民党政府にとっては、いや日本でイニシアテイブをとる世代にとっては難題であるかもしれない。今後現代ネットという場において議論するべき課題の一つであると思われる。 |
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