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原始時代に自己中はいなかった |
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06/09/28 PM11 【】 |
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当時は、厳しい厳しい自然状況をみんなが知っています。また、みんながいつも飢えて、怯え(おびえ)ていることも、みんなが骨身に染みて分かっています。このように、みんなに加わっている外圧の大きさ(凄まじさ)をみんなが心の底から深く共認している空間では、自己中は出てきません。
(少し難しい言葉を使うと、自己中を生み出す源泉は「自我」(=他者攻撃と自己正当化の塊)ですが、上記のような凄まじい状況(=外圧)の共認によって、「自我」は封印されてしまいます。)
それに対して、現在はどうでしょう?みんな豊かになり、外圧が緩んでしまいました。現在は極めて弱い圧力しか働いていません。こうなると、封印が破れて自我が噴出してきます。これが、現在見られる、自己中の蔓延です。
しかし、現代、本当に外圧は働いていないのでしょうか?たしかに、本能で感じ取れるような外圧は少ししか働いていません。しかし、国の借金800兆を放置していれば経済破局にいたります。人工物質による環境破壊や肉体破壊を放置していればどうなるかは、子供でも分かります。また、自己中を放置していれば、集団や社会が破壊されてしまうことは、明らかです。現に、すでに世の中はどんどんおかしくなってきています。
これらは、すべて人類滅亡の危機です。つまり、人類には今、とてつもなく大きい外圧が働いているのです。しかし、これらは、本能では感じることができません。動物の本能を超えた、霊長類固有の共認機能と人類固有の観念機能でしか、掴むことのできない外圧です。
ですから、人類の命運は、共認機能と観念機能をフルに使った外圧の共認形成にかかっています。勉強が必要な本当の意味も、そこにあります。 |
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