暴走する悪徳エリートの所業
130453 自民党メディア戦略の目指すもの
 
ソバット ( 40代 大阪 塾講師 ) 06/09/09 PM09 【印刷用へ
今までの序列原理から言えば、考えられないが、当選回数2回の参議院議員が、自民党のメディア戦略を一手に担っている。

この7月に発売された「自民党改造プロジェクト650日」
1月に発売された「プロフェッショナル広報戦略」と書籍面での活躍だけではなく、ポスト小泉を占うTV番組での露出も多くなっている。

以下は「プロフェッショナル広報戦略」の初めの言葉である。


>広報とは「プロジェクトマネジメント」である。
この概念を私はボストン大学大学院の企業広報論で学んだ。
プロジェクトには必ず明確な目標がある。
そしてプロの広報はプロジェクトマネジャーとしての責任と権限を持ち、予算や人手、期間といった制約の中、いかに目標を達成すべきかに全力を挙げる。
企業広報なら、その代表的な目標は「企業価値の増大」であり、商品広報であれば、「ブランド力の向上」や「売上・利益増」などが目標になる。
政党広報であれば、「政策の実現」や「選挙でひとつでも多くの議席を獲得する」ことが目標になるだろう。
 
目標達成には、経営方針や戦略と連動した一貫性のある広報戦略が不可欠である。
例えば、あるメーカーのトップが「収益力の強化」を最優先課題に設定し、マスコミや株主にも、そう発表しているとしよう。
ところが、現場では依然として赤字覚悟の「数量重視」の販売がまかり通っている。
この場合、プロの広報はトップの意思を組織の末端にまで正確に伝え、各現場で実行されているのかいないのかをチェックできる仕組みを作らねばならない。
また、顧客調査の結果、「商品満足度が低い」としたら、収益力強化よりもまずは「商品開発力の強化」をトップに提言する必要があるかもしれない。
つまり、戦略的広報の中心的な役割は、組織全体、組織と社会とのコミュニケーションなのだ。
1998年に私はNTTの広報マンから政界入りしたが、どちらの世界も広報戦略の重要性に変わりはない。
キャリアの基本は常に組織と社会を結ぶコミュニケーションなのである。
 
私は自民党の歴史的勝利に終わった05年9月の総選挙で、党の広報戦略を担うコミュニケーション戦略チームのリーダーを務めた。
しかし、選挙戦の裏話に終始した本を出版するつもりは毛頭なかった。
今回、本書の執筆を決意したのは、企業の現役広報マンや戦略的広報の実現を目指す若手ビジネスマン、さらには組織改革に取り組む中堅社員の参考になれば、と考えたからである。
読者の方々が広報戦略の本質であるコミュニケーションの重要性に気づき、組織目標を達成する手段として活用してくれるよう願ってやまない。<リンク

この序文から感じられるのは、広報・広告のプロは組織までも動かせるという驕りである。自民党を広告戦略でいかにも新しい・洗練された組織に蘇らせたという幻想を与えただけではないか。

小泉の後を引き継ぐ安倍に何の魅力も感じないのは、単に「チーム世耕」の傀儡だからではないか。

世耕のHPの政策内容を見れば一目瞭然である。
リンク

 


 
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